話題の本【書評】(2024年9月~) - 2025.08.18
大還暦【ちくま新書1747】
人生に年齢の「壁」はない
人間は、どうやら一二〇歳(大還暦)まで生きることができるらしい――そんな時代に長い老後をどう生きて、どう死んでいくのか。それを考える上で、「宗教」は役に立つのか。宗教学者としての著者が、日本人の死に方、生き方、宗教の衰退について、そして、最期まで充実して楽しく過ごすにはどうしたらいいかを考える。秘訣は「怒らない」「超然とする」「自分にとって切実な、学ぶテーマを見つける」!
第一章 根本から死生観が変わった
第二章 誰もが仏になれる
第三章 「墓ブーム」は終わった
第四章 葬式は、要らない
第五章 誰もが知らない自分の死に方
第六章 「大還暦」という大目標
第七章 超然として「こころの出家」を果たす
第八章 腹が立つのは私たちが無知だからではないのか
第九章 学ぶことの楽しさは格別
第一〇章 どうやって学ぶのか
おわりに