清沢満之が歩んだ道

その学問と信仰

清沢満之がその短い生涯のなかで辿りついた境地とは。難解とされる清沢の思想と信仰の本質を見据え、現代の読者に改めて易しく提示。

著者 藤田 正勝
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
シリーズ 各シリーズ > 清沢満之
出版年月日 2015/04/20
ISBN 9784831838421
判型・ページ数 4-6・205ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
清沢満之が、その短い生涯のなかで辿りついた境地とは。難解とされる清沢の思想と信仰の本質を見据え、現代の読者に改めて易しく提示した恰好の入門書。
年表・参考図書案内付き。
第一章 清沢満之が歩んだ道 その学問と信仰
 一 「建峯」の時代
 二 「骸骨」の時代
 三 「石水」の時代
 四 「臘扇」の時代
 五 「浜風」の時代と「ひゅうどろ」

第二章 清沢満之の「信念」
 一 清沢満之と『精神界』
 二 「精神主義」とは何か
 三 清沢満之の「わが信念」
 四 修養
 五 生と死
 六 信のほかに如来はない

第三章 倫理と宗教のはざま 時代の流れとの接点で
 一 清沢満之における「倫理と宗教」の問題
 二 倫理と宗教 キリスト教の場合
 三 仏教における「倫理と宗教」の問題
 四 慈悲
 五 時代のなかで問われた「道徳と宗教」の問題
 六 清沢満之の宗教理解
 七 清沢満之の「真諦」と「俗諦」の理解
 八 責任と無責任
 九 宗教的な生と世俗の生

第四章 日本における西洋哲学の受容と清沢満之
 一 大西祝と清沢満之
 二 アーネスト・フェノロサ
 三 大西祝
 四 清沢満之とヘーゲル哲学
 五 大西祝の良心論
 六 ふたたび清沢満之と大西祝

第五章 哲学者としての清沢満之
 一 『宗教哲学骸骨』
 二 『在床懺悔録』
 三 『他力門哲学骸骨試稿』

第六章 清沢満之と西田幾多郎
 一 西田幾多郎の宗教理解
 二 清沢満之と西田幾多郎の出会い
 三 無限との合一
 四 哲学と宗教との関係
 五 絶対の信任
 六 宗教の真髄

清沢満之年表
文献ガイド
あとがき

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