浄土宗の展開と総本山知恩院

死が身近にあった前近代、僧侶の言葉には力があった。浄土宗と知恩院の歴史の考察を通して明らかにする日本人の仏教史。

著者 今堀 太逸
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 浄土宗系
出版年月日 2018/03/31
ISBN 9784831862488
判型・ページ数 A5・480ページ
定価 本体7,500円+税
在庫 在庫あり
死が身近にあった前近代、僧侶の言葉には力があった。その教えを信じぬくことで、人々は老病死苦と向かい合い、安らかな死を迎えた。
浄土宗と知恩院の歴史の考察を通して明らかにする、信仰者の目からみた“日本人の仏教史”。
第Ⅰ部 浄土宗の念仏の展開
 第一章 東大寺再興の念仏勧進と『選択集』
 第二章 一向宗の聖人二人―黒谷源空聖人と愚禿親鸞―
第三章 古代・中世の災害観の変遷と神仏
第Ⅱ部 念仏・『法華経』の信仰と『孝経』―鎌倉仏教の検討課題―
 第一章 法然・日蓮と父母の孝養
 第二章 『平家物語』と神国・孝養・往生
 第三章 『義経記』と念仏・『法華経』―義経・弁慶の最期―
 第四章 室町公家と中陰・年忌
第Ⅲ部 法然廟堂知恩院の興隆
 はじめに―法然と廟堂知恩院―
第一章 戦国期の知恩院
 第二章 徳川家康の知恩院造営
 第三章 将軍秀忠・家光と知恩院
 第四章 将軍家京都菩提所の興隆
第Ⅳ部 知恩院の「近世」―台命住職と役所『日鑑』― 
 第一章 京都菩提所と台命住職
第二章 知恩院役所の勤め方―六役と山役―
 第三章 宝暦六年の災害と檀那寺
 第四章 知恩院の仏名会と御身拭い式―日本人の滅罪信仰―
第Ⅴ部 東大寺大仏勧進と法然贈大師号
第一章 大仏再興の勧進と浄土宗の支援
第二章 徳川綱吉・桂昌院と増上寺貞誉了也、贈大師号
附録 知恩院と徳川家関係年表
図版一覧
あとがき
索引

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