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浄土立宗の歴程

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著者	福原隆善著
出版社	山喜房佛書林
ジャンル	日本仏教 > 浄土宗系
出版年月日	2022/06/23
ISBN	9784796303200
判型・ページ数	A5・115ページ
定価	本体1,818円＋税
在庫	在庫あり

この本の内容

法然は、当時の八宗九宗といわれた諸宗に依らずに、なぜ浄土宗を開かなければならなかったのか。
本書は、すべての人々が関われない既成仏教の問題点を検討し、法然がどのように問題を転換、あるいは解決したかについてとりあげる。
「凡入報土」を可能にするために次つぎと突きあたる問題点を指摘し、どのように解決したかを検討することによって、一部の人しか関われなかった当時の仏の教えが万人の関われる教えとして構築されていったのかという道すじについて明らかにする。
また後世にとりあげられる教えをめぐる諸問題についてもとりあげる。

第一章　浄土立宗の歴程
　（一）人と生まれて
　（二）法然当時の諸宗
　（三）叡山における求道
　（四）嵯峨釈迦堂参籠
　（五）南部遊学
　（六）諸宗に対する法然の立場
　（七）黒谷報恩蔵に籠る
　（八）ヒラ凡夫の仏道
　（九）浄土立教開宗

第二章　後世の諸問題
　（１）善人と悪人
　（２）一念と多念
　（３）信と行
　（４）平生と臨終
　（５）往生の定不定　ほか