近世浄土宗教団の足跡

著者 宇高 良哲
出版社 浄土宗出版
ジャンル 日本仏教 > 浄土宗系
出版年月日 2015/07/01
ISBN 9784883630783
判型・ページ数 4-6・404ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 お取り寄せ
江戸時代、徳川家が浄土宗の信者として知恩院や増上寺を保護していた。そのため、浄土集教団は他宗に比較して江戸時代初期に発展することが出来た。増上寺を中心に、近世の浄土宗教団はこれらの江戸幕府の宗教政策を巧みに活用しながらめざましい発展をとげる。 戦国時代から江戸時代にかけての仏教教団の変遷を専攻する著者による、徳川家と浄土宗とのつながりを分かりやすく解説する一冊。
第1章 浄土宗の流れ
 1 法然門下
 2 良忠
 3 良忠門下
 4 聖冏
 5 聖聡
 6 白旗派の進出

第2章 近世初期における知恩院と増上寺
 1 知恩院満誉尊照の活躍
 2 江戸増上寺の台頭
 3 江戸時代初期の知恩院の実力者 山役者良正院宗把について

第3章 近世初期の関東檀林を支えた人々
 1 浄土宗僧侶になるために
 2 関東十八檀林住職の動向

第4章 念仏三毒滅不滅の安心問答について
 1 念仏をとなえて煩悩罪障が滅するか否かを争論
 2 安心問答の決着

第5章 浄土宗法度の制定
 1 関東浄土宗法度の制定
 2 元和の浄土宗諸法度の制定

第6章 檀林について
 1 関東十八檀林
 2 関東十八檀林の整備過程
 3 関東十八檀林制度の確立
 4 名越派檀林
 5 檀林寺院以外の伝法
 6 浄土宗檀林伝法の沿革

第7章 浄土宗の本末制度 岩付浄国寺を中心に
 1 浄国寺の成立と開山惣誉情巖
 2 浄国寺の本末制度

第8章 浄土宗の触頭制度
 1 触頭とは
 2 諸宗江戸触頭一覧
 3 浄土宗触頭の成立
 4 浄土宗諸国触頭寺院

第9章 『浄土宗元禄寺院由緒書』
 1 『浄土宗元禄寺院由緒書』について
 2 『浄土宗元禄寺院由緒書』の内容

第10章 近世における江戸御府内浄土宗寺院の動向
 1 基本資料
 2 江戸御府内の寺社の分布
 3 御府内浄土宗の成立と移転
 4 御府内浄土宗寺院の総数と本末関係
 5 御府内浄土宗寺院の性格と類型
 6 御府内浄土宗寺院の行政区分

第11章 化他五重の変遷
 1 江戸時代の浄土宗伝法
 2 在家への五重禁止
 3 在家への五重許可
 4 まとめ

第12章 江戸における法然への覚醒
 1 江戸における二十五霊場の成立
 2 江戸における御忌の成立

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