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鎌倉浄土教の先駆者 法然 【歴史文化ライブラリー494】
著者 | 中井 真孝 著 |
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出版社 | 吉川弘文館 |
ジャンル | 日本仏教 > 浄土宗系 |
シリーズ | 歴史文化ライブラリー |
出版年月日 | 2020/02/01 |
ISBN | 9784642058940 |
判型・ページ数 | 4-6・201ページ |
定価 | 本体1,700円+税 |
在庫 | 在庫あり |
貴族的な平安浄土教と訣別し、信望と誹謗を受けながら庶民救済への道を開き、鎌倉時代の仏教に大きな影響を与えた。
近年発見された法語集「浄土宗見聞」や著作『選択(せんちゃく)本願念仏集』などから生涯を辿り、その思想と教えの特徴を読み解く。
仏教史上画期となった浄土宗開祖の等身大の姿に迫る。
「浄土宗見聞」より見た法然
大徳寺本『拾遺漢語灯録』の発見
法然の出家と遁世
大原での機根論談義
浄土宗を立つる意趣
東大寺講説
建久九年の出来事
三昧発得と『選択集』の撰述
選択の一義
病中の別時念仏
一向専修の宣揚
「浄土宗」の形成
「入室の弟子」「同法」、そして「念仏の上人」
有力弟子・御家人の入門
『選択集』と御影の授与
元久の法難
専修念仏者への非難
「興福寺奏状」の構文と第一の「失」
興福寺の重訴と朝廷の対応
建永の法難
後鳥羽院の私刑説
法然の臨終
信・謗ともに常の人に超えたり―エピローグ