蔵俊撰『仏性論文集』の研究 【龍谷大学アジア仏教文化研究叢書7】

平安末期の唯識学匠・菩提院蔵俊の新発見の著作『仏性論文集』全編に翻刻・訓読・註記および詳細な解説を施し、その全貌を論じる。

著者 楠 淳證
舩田 淳一
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
シリーズ 叢書 > 龍谷大学アジア仏教文化研究叢書
出版年月日 2019/02/25
ISBN 9784831863751
判型・ページ数 A5・423ページ
定価 本体15,000円+税
在庫 在庫あり
平安末期の唯識学匠・菩提院蔵俊の新発見の著作『仏性論文集』全編に翻刻・訓読・註記および詳細な解説を施し、その全貌を論じる。
序 辞  〔楠 淳證〕
凡 例

第一部 総  論

第一章 蔵俊撰『仏性論文集』の書誌解題と歴史的位相  〔舩田淳一〕
第一節 本帖の題名と奥書の検証
第二節 『仏性論文集』の成立に関する検証──貞慶自筆写本であるか否か──
第三節 『仏性論文集』の問題点
第四節 貞慶による南都復興と本帖の書写
第一項 南都廃滅と若き貞慶の修学
第二項  蔵俊(平安)から貞慶(鎌倉)へ──法相教学の継承──

第二章 蔵俊撰『仏性論文集』の思想的特色  〔楠 淳證〕
第一節 『仏性論』の作者をめぐる学界の異義
第二節 『仏性論文集』における「訳者真諦加増説」
第三節  『仏性論文集』における「有性説」の会通──理仏性・行仏性──
第四節 『仏性論文集』における「一乗融会」の萌芽的思想

第二部 蔵俊撰『仏性論文集』の翻刻読解研究

序 章(表表紙に付された後補題箋)

第一章 世親造『仏性論』の翻訳に関する疑義
第一節 弥勒造『瑜伽師地論』と世親造『仏性論』の背反
第二節 「訳者真諦加増説」の提示
第三節 「訳者真諦加増説」の検証
第四節 「訳者真諦加増説」の結語

第二章 世親造『仏性論』における仏性義の検証
第一節 部派説と仏性義
第二節 理仏性と行仏性
第三節 諸伝記による「真諦訳誤謬説」の展開
第四節 『仏性論』の構成

第三章 天台宗の論難と蔵俊の反論
第一節 玄奘の宗を「一乗仏性」とする天台宗の論難
第二節 玄奘の宗を「五姓宗法」とする蔵俊の反論
第三節 慈恩「観音後身説」に基づく正統性の主張
第四節 唯識正統論と一乗五姓融会論

結 章(奥書)

編集後記 〔舩田淳一〕
担当一覧
執筆者紹介 
「龍谷大学アジア仏教文化研究叢書」刊行について  〔楠 淳證〕
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