新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
契丹仏教史の研究
10~12世紀にかけて北アジアに君臨した草原の王国、契丹。わずかに遺された文献史料や最新の発掘成果を駆使し、契丹と仏教との関わりを解明。アジア史の間隙を埋める意欲的研究!
序論
I 問題の所在
Ⅱ 研究史
Ⅲ 研究の視座と方法
Ⅳ 構成
第1章 契丹帝后の崇仏の場 興宗朝における慶州の位相
はじめに
I 慶州白塔発現の文字史料
Ⅱ 慶州における僧録司の存在
Ⅲ 契丹僧官の設置箇所とその基準
Ⅳ 慶州白塔の建立と章聖皇太后
(1)白塔建立事業に見る慶州と興宗只骨政権
(2)興宗朝における章聖皇太后の立場
V 慶州僧録司設置の背景
(1)聖宗追善の場としての慶州
(2)捺鉢の拠点としての慶州
小結
第2章 契丹皇帝と学僧 道宗朝の学僧鮮演とその著作をめぐって
はじめに
I 「鮮演墓碑」について
Ⅱ 鮮演とその周辺
Ⅲ 学僧と捺鉢
Ⅳ 鮮演の著作と高麗義天
小結
〔附〕鮮演墓碑
第3章 契丹皇帝と菩薩戒 菩薩皇帝としての道宗
はじめに
I 契丹後期における菩薩戒認識
Ⅱ 内殿懺悔主
(1)内殿懺悔主の任用僧
(2)内殿懺悔主の創置意図とその位置付け
Ⅲ 御製『発菩提心戒本』
Ⅳ 内殿における伝戒の意義
小結
第4章 契丹の授戒儀と不空系密教
はじめに
I 契丹の授戒儀
(1)雲居寺志仙記『発菩提心戒一本』(志仙本)
(2)志仙本と『発菩提心戒本』
(3)仏宮寺木塔発現『受戒発願文』(仏宮寺本)
Ⅱ 志仙本・仏宮寺本と不空訳『受菩提心戒儀』
小結
第5章 契丹仏塔に見える密教的様相 朝陽北塔の発現文物より
はじめに
I 北塔の概要
Ⅱ 重熙年間における北塔の修復と仁寿舎利塔
(1)北塔修復の体制
(2)覇州官民の北塔に対する認識
Ⅲ 地宮奉納石経幢と慈賢の訳出陀羅尼
(1)地宮奉納石経幢の概要
(2)石経幢上の慈賢訳出陀羅尼
Ⅳ 地宮奉納石経幢の幢座浮雕
小結
第6章 立体曼荼羅としての契丹仏塔
はじめに
I 中京大塔の概要
Ⅱ 中京大塔初層壁面の尊像
(1)主尊坐像
(2)脇侍立像
Ⅲ 契丹の過去七仏と八大菩薩曼荼羅
Ⅳ 中京大塔初層壁面の語るもの 結びにかえて
結論
初出一覧
史料・文献一覧
あとがき
索引
I 問題の所在
Ⅱ 研究史
Ⅲ 研究の視座と方法
Ⅳ 構成
第1章 契丹帝后の崇仏の場 興宗朝における慶州の位相
はじめに
I 慶州白塔発現の文字史料
Ⅱ 慶州における僧録司の存在
Ⅲ 契丹僧官の設置箇所とその基準
Ⅳ 慶州白塔の建立と章聖皇太后
(1)白塔建立事業に見る慶州と興宗只骨政権
(2)興宗朝における章聖皇太后の立場
V 慶州僧録司設置の背景
(1)聖宗追善の場としての慶州
(2)捺鉢の拠点としての慶州
小結
第2章 契丹皇帝と学僧 道宗朝の学僧鮮演とその著作をめぐって
はじめに
I 「鮮演墓碑」について
Ⅱ 鮮演とその周辺
Ⅲ 学僧と捺鉢
Ⅳ 鮮演の著作と高麗義天
小結
〔附〕鮮演墓碑
第3章 契丹皇帝と菩薩戒 菩薩皇帝としての道宗
はじめに
I 契丹後期における菩薩戒認識
Ⅱ 内殿懺悔主
(1)内殿懺悔主の任用僧
(2)内殿懺悔主の創置意図とその位置付け
Ⅲ 御製『発菩提心戒本』
Ⅳ 内殿における伝戒の意義
小結
第4章 契丹の授戒儀と不空系密教
はじめに
I 契丹の授戒儀
(1)雲居寺志仙記『発菩提心戒一本』(志仙本)
(2)志仙本と『発菩提心戒本』
(3)仏宮寺木塔発現『受戒発願文』(仏宮寺本)
Ⅱ 志仙本・仏宮寺本と不空訳『受菩提心戒儀』
小結
第5章 契丹仏塔に見える密教的様相 朝陽北塔の発現文物より
はじめに
I 北塔の概要
Ⅱ 重熙年間における北塔の修復と仁寿舎利塔
(1)北塔修復の体制
(2)覇州官民の北塔に対する認識
Ⅲ 地宮奉納石経幢と慈賢の訳出陀羅尼
(1)地宮奉納石経幢の概要
(2)石経幢上の慈賢訳出陀羅尼
Ⅳ 地宮奉納石経幢の幢座浮雕
小結
第6章 立体曼荼羅としての契丹仏塔
はじめに
I 中京大塔の概要
Ⅱ 中京大塔初層壁面の尊像
(1)主尊坐像
(2)脇侍立像
Ⅲ 契丹の過去七仏と八大菩薩曼荼羅
Ⅳ 中京大塔初層壁面の語るもの 結びにかえて
結論
初出一覧
史料・文献一覧
あとがき
索引