新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
中国浄土教儀礼の研究
善導と法照の讃偈の律動を中心として
中国仏教の儀礼において唐時代以降に絶大な影響力をもった善導と法照の讃偈を、中国学の研究成果も導入しながら分析して、唐代浄土教儀礼が盛況した要因を解明する。
凡例
第一部 総論篇
第一章 研究序説
第一節 目的と意義
第二節 方法論
第三節 梗概
第四節 善導と法照
①善導 ②法照
第二章 五部九巻の成立と集記
はじめに
第一節 五部九巻の成立
①『観念法門』 ②『般舟讃』 ③『観経疏』 ④『法事讃』 ⑤『往生礼讃偈』
第二節 集記 経法としての五部九巻
おわりに
第三章 善導の著作考
はじめに
第一節 分類の再検討
第二節 『観念法門』
第三節 『般舟讃』
第四節 『観経疏』
第五節 『法事讃』
第六節 『往生礼讃偈』
おわりに
第四章 法照の著作考
はじめに
第一節 『大聖竹林寺記』
第二節 『五台山大聖竹林寺釈法照得見台山境界記』
第三節 『念仏大聖竹林之寺讃仏文』
第四節 『浄土五会念仏誦経観行儀』(『広本』)
第五節 『浄土五会念仏略法事儀讃』(『略本』)
第六節 詩文(五首)
おわりに
第二部 各論篇
第一章 後漢失訳『後出阿弥陀仏偈』とその用途
はじめに
第一節 写本・版本
第二節 本文の校異とその内容
第三節 末書と先行研究
第四節 漢訳か撰述か?
第五節 本書の用途について 梵唄との関連
おわりに
第二章 中国浄土教礼讃偈の律動 世親『往生論』から善導『般舟讃』まで
はじめに
第一節 浄土教礼讃偈の成立 礼拝と讃歎の結合
第二節 世親『往生論』の偈
第三節 曇鸞『讃阿弥陀仏偈』の偈
第四節 龍樹『十二礼』の偈
第五節 迦才『浄土論』の偈
第六節 善導『般舟讃』の偈
おわりに
第三章 善導『往生礼讃偈』における讃偈の律動
はじめに
第一節 礼讃偈の文学性 詩から見た場合の効用
第二節 彦琮の晨朝礼
第三節 善導の日中礼
第四節 善導の日中礼が『広本』で刪削された理由
第五節 韻によるテキスト考
おわりに
第四章 善導『観経疏』における讃偈の律動
はじめに
第一節 『観経疏』の性格と善導の宗教活動
第二節 『観経疏』の有韻讃偈とその評価
第三節 初唐の通俗詩
おわりに
第五章 善導『法事讃』の儀則
はじめに
第一節 構造
第二節 講経儀礼との関連性
第三節 皇帝、皇后に対する祈願
第四節 礼讃と礼懺の関係
おわりに
第六章 善導『法事讃』における讃偈の律動
はじめに
第一節 韻文の三要素
①音数律 ②声律 ③韻律
第二節 その他の修辞
①和声の挿入 ②連珠讃 ③還帰往生
第三節 押韻からわかる脱句の存在
おわりに
第七章 善導の讃偈に見られる還帰往生とういう修辞法
はじめに
第一節 還帰往生の用例
第二節 善導の人間観と還帰往生
第三節 五部九巻末書における解釈
第四節 中国詩における帰去来
第五節 還帰往生の当否
おわりに
第八章 法照の広略『五会法事讃』の儀則
はじめに
第一節 『浄土五会念仏誦経観行儀』三巻(『広本』)
①『広本』の成立 ②『広本』巻上の構成(推定) ③『広本』巻中の構成 ④『広本』巻下の構成
第二節 『浄土五会念仏略法事儀讃』一巻(『略本』)
①『略本』の成立 ②『略本』の構成
おわりに
第九章 法照の讃偈における律動と通俗性
はじめに
第一節 讃詩と讃偈
第二節 無韻の讃偈から有韻の讃偈へ
第三節 法照の讃偈における文学的評価
第四節 法照の詩
第五節 法照の讃偈における通俗性
A語彙から B挿句から C韻律から
第六節 儀礼における法音の重要性
おわりに
第十章 法照崇拝とその礼讃儀礼の凋落
はじめに
第一節 四人の方照
第二節 法照崇拝
第三節 法照浄土教儀礼の凋落
第四節 五会念仏の展開
おわりに
第十一章 法照的詩和讃偈(中国語)
序言
一 善導和法照
二 法照的詩和讃偈
三 法照対善導讃偈的取舎
結語
終章 本研究の総括・課題と展望
第一節 善導の讃偈
第二節 法照の讃偈
第三節 讃偈の通俗文学性
第四節 今後の課題と展望
第三部 資料篇
資料①彦琮の讃偈(『聖武天皇宸翰雑集』浄土詩)
資料②善導の讃偈(『往生礼讃偈』日中礼)
資料③善導の讃偈(日中礼を除く敦煌写本)
資料④法照の讃偈(広略『五会法事讃』)
資料⑤法照関連資料
(1)『洋県志』 (2)『輿地紀勝』 (3)法照誕生の地・洋県訪問記 (4)法照略年表
参考文献一覧
初出一覧
あとがき
英文目次
索引(人名・書名)
第一部 総論篇
第一章 研究序説
第一節 目的と意義
第二節 方法論
第三節 梗概
第四節 善導と法照
①善導 ②法照
第二章 五部九巻の成立と集記
はじめに
第一節 五部九巻の成立
①『観念法門』 ②『般舟讃』 ③『観経疏』 ④『法事讃』 ⑤『往生礼讃偈』
第二節 集記 経法としての五部九巻
おわりに
第三章 善導の著作考
はじめに
第一節 分類の再検討
第二節 『観念法門』
第三節 『般舟讃』
第四節 『観経疏』
第五節 『法事讃』
第六節 『往生礼讃偈』
おわりに
第四章 法照の著作考
はじめに
第一節 『大聖竹林寺記』
第二節 『五台山大聖竹林寺釈法照得見台山境界記』
第三節 『念仏大聖竹林之寺讃仏文』
第四節 『浄土五会念仏誦経観行儀』(『広本』)
第五節 『浄土五会念仏略法事儀讃』(『略本』)
第六節 詩文(五首)
おわりに
第二部 各論篇
第一章 後漢失訳『後出阿弥陀仏偈』とその用途
はじめに
第一節 写本・版本
第二節 本文の校異とその内容
第三節 末書と先行研究
第四節 漢訳か撰述か?
第五節 本書の用途について 梵唄との関連
おわりに
第二章 中国浄土教礼讃偈の律動 世親『往生論』から善導『般舟讃』まで
はじめに
第一節 浄土教礼讃偈の成立 礼拝と讃歎の結合
第二節 世親『往生論』の偈
第三節 曇鸞『讃阿弥陀仏偈』の偈
第四節 龍樹『十二礼』の偈
第五節 迦才『浄土論』の偈
第六節 善導『般舟讃』の偈
おわりに
第三章 善導『往生礼讃偈』における讃偈の律動
はじめに
第一節 礼讃偈の文学性 詩から見た場合の効用
第二節 彦琮の晨朝礼
第三節 善導の日中礼
第四節 善導の日中礼が『広本』で刪削された理由
第五節 韻によるテキスト考
おわりに
第四章 善導『観経疏』における讃偈の律動
はじめに
第一節 『観経疏』の性格と善導の宗教活動
第二節 『観経疏』の有韻讃偈とその評価
第三節 初唐の通俗詩
おわりに
第五章 善導『法事讃』の儀則
はじめに
第一節 構造
第二節 講経儀礼との関連性
第三節 皇帝、皇后に対する祈願
第四節 礼讃と礼懺の関係
おわりに
第六章 善導『法事讃』における讃偈の律動
はじめに
第一節 韻文の三要素
①音数律 ②声律 ③韻律
第二節 その他の修辞
①和声の挿入 ②連珠讃 ③還帰往生
第三節 押韻からわかる脱句の存在
おわりに
第七章 善導の讃偈に見られる還帰往生とういう修辞法
はじめに
第一節 還帰往生の用例
第二節 善導の人間観と還帰往生
第三節 五部九巻末書における解釈
第四節 中国詩における帰去来
第五節 還帰往生の当否
おわりに
第八章 法照の広略『五会法事讃』の儀則
はじめに
第一節 『浄土五会念仏誦経観行儀』三巻(『広本』)
①『広本』の成立 ②『広本』巻上の構成(推定) ③『広本』巻中の構成 ④『広本』巻下の構成
第二節 『浄土五会念仏略法事儀讃』一巻(『略本』)
①『略本』の成立 ②『略本』の構成
おわりに
第九章 法照の讃偈における律動と通俗性
はじめに
第一節 讃詩と讃偈
第二節 無韻の讃偈から有韻の讃偈へ
第三節 法照の讃偈における文学的評価
第四節 法照の詩
第五節 法照の讃偈における通俗性
A語彙から B挿句から C韻律から
第六節 儀礼における法音の重要性
おわりに
第十章 法照崇拝とその礼讃儀礼の凋落
はじめに
第一節 四人の方照
第二節 法照崇拝
第三節 法照浄土教儀礼の凋落
第四節 五会念仏の展開
おわりに
第十一章 法照的詩和讃偈(中国語)
序言
一 善導和法照
二 法照的詩和讃偈
三 法照対善導讃偈的取舎
結語
終章 本研究の総括・課題と展望
第一節 善導の讃偈
第二節 法照の讃偈
第三節 讃偈の通俗文学性
第四節 今後の課題と展望
第三部 資料篇
資料①彦琮の讃偈(『聖武天皇宸翰雑集』浄土詩)
資料②善導の讃偈(『往生礼讃偈』日中礼)
資料③善導の讃偈(日中礼を除く敦煌写本)
資料④法照の讃偈(広略『五会法事讃』)
資料⑤法照関連資料
(1)『洋県志』 (2)『輿地紀勝』 (3)法照誕生の地・洋県訪問記 (4)法照略年表
参考文献一覧
初出一覧
あとがき
英文目次
索引(人名・書名)