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補陀落渡海史

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平安～明治時代に、生きながら南方の観音浄土をめざして渡海した特異な習俗の歴史と実態を、多数の新出史料と絵画史料により解明。

著者	根井浄著
出版社	法藏館
ジャンル	民俗・信仰
出版年月日	2001/11/30
ISBN	9784831875334
判型・ページ数	A5・778ページ
定価	本体16,000円＋税
在庫	品切れ・重版未定

この本の内容

平安～明治時代に、生きながら南方の観音浄土をめざして渡海した特異な習俗の歴史と実態を、多数の新出史料と絵画史料により解明し、はじめてその全貌を明らかにした大著。図版180点。
●日本山岳修験学会賞受賞

まえがき―序章にかえて
　補陀落渡海の辞典を読む
第一章　補陀落信仰の世界
　　　補陀落渡海研究の軌跡／観音浄土の補陀落山／熊野信仰と補陀落渡海／『熊野年代記』の補陀落渡海／補陀
　　洛山寺の渡海上人
第二章　補陀落渡海の実態
　　智定坊の補陀落渡海／実勝坊の補陀落渡海／日秀上人の補陀落渡海／高海上人の補陀落渡海
第三章　補陀落渡海の諸相
　　四国の補陀落渡海／九州の補陀落渡海／外国人がみた補陀落渡海／江戸時代の補陀落渡海
第四章　補陀落渡海の絵画史料
　　補陀落渡海の絵像／那智参詣曼荼羅の諸本／那智参詣曼荼羅の製作／熊野比丘尼の絵解き活動／熊野三山の本願と組織　第五章　補陀落渡海の周縁
　　補陀落渡海僧の諸類型／補陀落渡海と捨身行／補陀落渡海船の構造／補陀落渡海の特異性附文献翻刻・年表
『那珂湊補陀洛渡海記』
『開山日秀上人行状記』
『日秀上人縁起』
・補陀落渡海年表