妙好人 千代尼

江戸期を代表する俳人・加賀の千代女。句の背後に広がる、念仏者ならではの深くあたたかい信心世界を、土徳の風土とともに読み解く。

著者 西山 郷史
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2018/01/20
ISBN 9784831887689
判型・ページ数 B6・250ページ
定価 本体1,200円+税
在庫 品切れ・重版未定
石川県の松任(白山市)が輩出した、日本を代表する女流俳人・加賀の千代女。「朝顔やつるべとられてもらい水」「蜻蛉つり今日はどこに行ったやら」「月も見て 我はこの世を かしく哉」などの句が著名。小林一茶は千代尼の句に憧れ、新渡戸稲造は、日本人の手本として海外に紹介し、徳富蘇峰は「雲花月風皆入句 是君女性西行師」と、西行に匹敵する俳人として高く評価した。本書では、これまであまり注目されてこなかった、篤信の念仏者・妙好人としての千代尼の生き方に注目。土徳の風土がはぐくんだ、深くあたたかい「ありのまま」の信心の句の世界を紹介する。
はじめに

Ⅰ 妙好人
 一 妙好人
 二 千代尼句集

Ⅱ 蜻蛉釣り
 一 今日はどこまで 行ったやら
 二 童謡「赤とんぼ」
 三 子に育てられ―障子の寒さかな―
四 求道の歌―和泉式部―

Ⅲ 聞法の日々
一 千代尼の生涯
 二 「朝顔に・・・・・・」「朝顔や・・・・・・」
 三 三十五歳の旅立ち、聞法の場
四 親鸞の伝承歌
 五 弥陀ぞ恋しき―蓮如―

Ⅳ 尼素園・千代尼
 一 尼素園・千代尼の誕生
 二 親鸞聖人五百回忌
 三 別院の御遠忌参拝
 四 吉崎詣

Ⅴ 「安心」に生きる
 一 こころ、平等
 二 安心、決定心、報謝、領解・改悔
 三 伝説の千代

Ⅵ 月も見て・・・・・・
 一 「紙衣」暮らし
 二 蝶―ゆめのなごり―
 三 辞世 月も見て・・・・・・
四 千代尼の句―春・夏・秋・冬―

人名索引
あとがき

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