新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.09.07
今昔物語集 天竺篇 【講談社学術文庫2590】
全現代語訳
以後多くの人を教化し、救済する旅を続けた果てに八十歳で入滅する。
十二世紀初頭の成立といわれる巨大説話集のうち、天竺(インド)の地に仏教が発生、展開する壮大な物語を収録。
釈迦と舎利弗、文殊ら弟子たちが苦悩し活躍する様を、簡明な現代語訳で綴る。
釈迦如来、人界に宿り給える語
悉達太子、山に於いて苦行したまえる語
釈迦、五人の比丘の為に法を説きたまえる語
ほか
巻二
仏、病める比丘の恩に報いたまえる語
天竺に、香を焼きしに依りて口の香を得たる語
前生に不殺生戒を持せる人、二国の王に生ぜる語
ほか
巻三
文殊、人界に生れたまえる語
阿闍世王、父の王を殺せる語
仏、涅槃に入りたまえる後、棺に入れたる語
ほか
巻四
天竺乾陀羅国の絵仏、二人の女の為に半身と成る語
天竺の国王、酔象を以て罪人を殺さ令むる語
天竺の長者と婆羅門と牛突の語
ほか
巻五
一角仙人、女人を負い、山従り王城に来る語
天竺の狐、虎の威を借り責められて菩提心を発す語
亀、猿の為に謀らるる語
ほか