南無阿弥陀仏と南無妙法蓮華経 【新潮新書807】

著者 平岡 聡
出版社 新潮社
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
シリーズ 新潮新書
出版年月日 2019/03/20
ISBN 9784106108075
判型・ページ数 新書・207ページ
定価 本体740円+税
在庫 在庫あり
その「十三文字」が日本仏教を大きく変えた―。

「南無阿弥陀仏」と称えれば、どんな人間でも往生できると説いた法然。「南無妙法蓮華経」と唱えれば、その身のまま成仏できると説いた日蓮。末法の世に生まれた二人は、迷い悩む衆生を等しく救うべく、独創的な仏教をつくりあげた。念仏と唱題の違い、社会に与えた衝撃、“犬猿の仲”の理由など、今なお生きる両者の教えを比較すれば、日本仏教の奥深さと真髄が見えてくる。
序章  法然vs.日蓮―生涯と思想形成
第1章 念仏vs.唱題―専修一行への道
第2章 無量寿経vs.法華経―所依の経典
第3章 神祇不拝vs.法華経護持―神の存在
第4章 個人vs.社会―国家や社会との関係
第5章 来世vs.現世―浄土の在処
第6章 諦念vs.格闘―苦の受容
第7章 否定vs.肯定―自己認識
終章  法然vs.日蓮―二人の共通点

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