新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
東アジア仏教史 【岩波新書 新赤版1758】
紀元前後、シルクロードをへて東アジアに伝えられた仏教は、西から東へ、また東から西へと相互交流・影響を重ねながら、各地で花ひらいた。国を越えて活躍する僧侶たちや、訳経のみならず漢字文化圏で独自に創りだされた経典、政治・社会・文化との関わりに着目し、二千年にわたる歩みをダイナミックにとらえる通史。
序 章――相互影響の東アジア仏教史
1 釈尊観の変化と伝播のあり方
2 漢字文化圏の仏教
3 異文化との交渉
第一章 インド仏教とその伝播
1 仏教の誕生
2 釈尊入滅後のサンガ
3 花開く大乗仏教
4 大乗思想の展開
5 西域と南海ルート
第二章 東アジア仏教の萌芽期
1 中国への仏教伝来
2 受容期の中国仏教
3 鳩摩羅什による大乗仏教の主流化
4 『涅槃経』の衝撃
第三章 廃仏と復興
1 反発の高まり
2 北魏の廃仏と擬経
3 復興から繁栄へ
4 南北朝後半期の仏教
第四章 中国仏教の確立と諸国の受容
1 華北の禅宗と三階教
2 江南の摂論・三論学派と天台宗
3 北周の廃仏と隋の復興
4 周辺諸国の展開
第五章 唐代仏教の全盛
1 唐の仏教政策
2 学派・宗派の盛衰
3 禅宗の発展
4 唐代文化への影響
第六章 東アジア仏教の定着
1 ベトナムの禅宗流行
2 統一新羅の仏教隆盛
3 日本での受容と宗派の形成
第七章 禅宗の主流化と多様化する鎌倉仏教
1 北宋・南宋と遼・金
2 独立したベトナムの仏教
3 高麗の仏教
4 日本仏教の隆盛
第八章 近世の東アジア仏教
1 明清期の衰退と復興
2 ベトナム
3 李氏朝鮮
4 南北朝から江戸の日本
おわりに――近代仏教への道
あとがき
参考文献――東アジア仏教史を学ぶ人のために
索引(仏名・神名・人名)
1 釈尊観の変化と伝播のあり方
2 漢字文化圏の仏教
3 異文化との交渉
第一章 インド仏教とその伝播
1 仏教の誕生
2 釈尊入滅後のサンガ
3 花開く大乗仏教
4 大乗思想の展開
5 西域と南海ルート
第二章 東アジア仏教の萌芽期
1 中国への仏教伝来
2 受容期の中国仏教
3 鳩摩羅什による大乗仏教の主流化
4 『涅槃経』の衝撃
第三章 廃仏と復興
1 反発の高まり
2 北魏の廃仏と擬経
3 復興から繁栄へ
4 南北朝後半期の仏教
第四章 中国仏教の確立と諸国の受容
1 華北の禅宗と三階教
2 江南の摂論・三論学派と天台宗
3 北周の廃仏と隋の復興
4 周辺諸国の展開
第五章 唐代仏教の全盛
1 唐の仏教政策
2 学派・宗派の盛衰
3 禅宗の発展
4 唐代文化への影響
第六章 東アジア仏教の定着
1 ベトナムの禅宗流行
2 統一新羅の仏教隆盛
3 日本での受容と宗派の形成
第七章 禅宗の主流化と多様化する鎌倉仏教
1 北宋・南宋と遼・金
2 独立したベトナムの仏教
3 高麗の仏教
4 日本仏教の隆盛
第八章 近世の東アジア仏教
1 明清期の衰退と復興
2 ベトナム
3 李氏朝鮮
4 南北朝から江戸の日本
おわりに――近代仏教への道
あとがき
参考文献――東アジア仏教史を学ぶ人のために
索引(仏名・神名・人名)