大法輪 2018年9月号

著者 石原 大道
出版社 大法輪閣
ジャンル 仏教関係雑誌
シリーズ 大法輪(月刊)
出版年月日 2018/09/01
ISBN 978400000623X
判型・ページ数 A5・236ページ
定価 本体870円+税
在庫 品切れ・重版未定
※出版元様にて品切れです。

1934年(昭和9年)、特定の宗派に偏らない仏教総合雑誌として創刊。
8月号の特集:仏教でやってはいけない10ヵ条

子どもの頃、仏壇のロウソクの火を息で吹き消そうとしたら、祖父に「仏さまに捧げた火を不浄な息で消してはならない!手を扇いで消しなさい」と叱られたことを、今でも覚えています。
 「~をしてはならない、~をやってはいけない」という、いわゆる「否定命令文」による教えは、強く記憶に残るものです。
 なんでも肯定し、否定しないことが「優しさ」であると勘違いしている人も多い昨今。「ダメなものはダメ」とはっきりと否定する態度が、今こそ求められているのではないでしょうか。

 そこで本特集では、仏教の信仰生活や修行における様々な「やってはいけない10力条」を各専門の先生方に挙げて頂き、いつもとは少し違う視点から「仏教とは何か」を学びたいと思います。
表紙「待ち合わせ」(創画展)-諏訪温子
扉絵-小泉元生   目次絵-吉崎道治
カラー口絵 白山下山仏と龍の古刹─林西寺-写真・文/若林 純

〈巻頭〉不動心-高幡不動尊金剛寺貫主・杉田純一

【 講 演 】この世とあの世 ④ なぜ生まれ、老い、死ぬのか-田上太秀
生まれた者が必ず死ぬのは衆縁和合しているから。それが釈尊のさとった真理です。

〈新連載〉中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯 1─「禅宗」とは-小川共隆
己れの心こそ仏であると説く禅、それを求道者達はいかに自覚していったのか。意欲的な新連載!

法華経へのいざない 第二十一回 み仏の寿命長遠を聴聞する福徳 ─分別功徳品 (2)-北川前肇
リレーコラム仏教の眼 慈眼堂地蔵-衣斐弘行

オウムは何を残したか─取材ノートから-菅原伸郎
四半世紀前に取材したオウム真理教の事件を振り返り元幹部らの残した課題を考える。

鉄 笛
○月と月を指す指-吉村 均
○もう信じられない-藤丸智雄

特集= 仏教でやってはいけない10ヵ条
仏教は「なんでもアリ」ではなく、ダメなものはダメときっぱり否定する宗教です。本特集では仏教の信仰生活や修行における様々な禁止事項を、「10ヵ条」という体裁で紹介します。

●仏教徒(僧俗問わず)がやってはいけない10ヵ条-小金丸泰仙
無益な殺生をしてはならない/盗みをしない/うそをついてはいけない/飾った言葉、戯れの言葉を言ってはならない ほか
●僧侶がやってはいけない10ヵ条-村越英裕
菩提心を持たずに事務的に僧職をこなしてはいけない/寺を自分の所有物だと思ってはならない ほか
●在家信者がやってはいけない10ヵ条-高梨尚之
三宝を敬わないのはダメ/僧侶の悪口を言ってはならない/先祖供養ばかりして仏法を求めないのは良くない ほか
●お寺参りでやってはいけない10ヵ条-倉島隆行
帽子をかぶったまま参拝してはならない/本尊を拝まないのはダメ/参道の真ん中を歩くべきではない ほか
●葬儀でやってはいけない10ヵ条-松島龍戒
葬儀社を安さだけで選ぶべきではない/戒名を自分でつけるべきではない/焼香の作法など細かいことをきにしすぎるべきでない ほか
●お墓参りでやってはいけない10ヵ条-朝野倫徳
墓石の汚れを放置するべきではない/墓石に酒をかけるべきではない/お供物を放置するべきでない ほか
【第二部 仏教の修行について】
●坐禅でやってはいけない10ヵ条-熊本英人
作法にこだわってはいけない/雑念を払おうと思ってはいけない ほか
●密教でやってはいけない10ヵ条-大森義成
印を人に見せてはいけない/秘仏は開けてはいけない/密教以外の仏教を否定してはいけない ほか
●念仏修行でやってはいけない10ヵ条-柴田泰山
阿弥陀仏の救いを疑ってはならない/神秘体験に執着してはならないほか/「他力」であることを忘れてはならない ほか
●巡礼・遍路でやってはいけない10ヵ条-村瀬大翼
先達の言うことに従わないのはダメ/橋の上で杖をついてはならない/「願い」をもたずに巡礼すべきでない ほか
●写経でやってはいけない10ヵ条-小峰和子
経文の文字をただの文字だと思ってはならない/書き損じても用紙を捨ててはならない/写経中の私語は良くない ほか
●日々のお勤めでやってはいけない10ヵ条-横山全雄
灯明の火は息で吹き消してはいけない/御鈴を乱暴に叩いてはならない/トゲのある花を供えるべきではない ほか

柳宗悦論─ 木喰仏から妙好人へ〈二〉-詩人/文芸評論家・岡本勝人
仏像を守る─和歌山県の事例から考える防犯対策 ③-和歌山県立博物館主査学芸員・大河内智之
ほとけさまといっしょ〈その五〉 「五劫思惟」-藤原祐寛
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑮ E U(欧州連合)ヨーロッパ連邦の成立-嶋田義仁
神・儒・仏と日本人 ⑯ 朱印船の時代の《天竺》-森 和也
龍と共に生きる ⑰ 龍となれ-北畠聖龍
〈新連載〉わたしのおばあちゃん その① ヤス子さんはこんな人-たばやん
あの人この言葉(二十四) 大江健三郎さん(一九三五~)-横田 喬
暮らしに生かす禅ライフのすすめ ? 何色が好きですか-花岡博芳
ほっと一息ブッダのことば ? 異なった真理を誉めたたえあう-吉田真譽
〈連載小説〉異形の菩薩行基(33)─第七章大仏建立-岳 真也

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ ⑥ 羅漢を描く─賓頭盧尊者-牧 宥恵
如来の本願─『大無量寿経』の四十八願に学ぶ ?-加来雄之

仏教なんでも相談室-鈴木永城
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(71)あおくなったら何食べる立川らく朝

〈大法輪アーカイブス〉日本文学と道徳〈昭32年11月号より〉-久松潜一
古事記から源氏物語そして中世・近世を経て、漱石まで日本文学と道徳の根柢にあるものをさぐる。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎167
書物の輪蔵
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪10月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》死後の世界と死の準備

▼第1部 死後の世界の実際は?
仏教が説く死後の世界/キリスト教が説く死後の世界/イスラム教が説く死後の世界/道教の死後の世界/日本の民間信仰の死後の世界/現代医学は死後の世界をどう考える/現代の若者が考える死後の世界
▼第2部 死をどう受け止めるか
釈尊が説く死の受け止め方/聖書が説く死の受け止め方/禅僧が示した死の受け止め方/妙好人の死の受け入れ方/医者が説く死の受け入れ方
▼第3部 死の準備
カウンセラーが教える死への準備/自分の死を迎える前にやるべきこと/現代医学における死に方の選択/インドのムクティ・バワンとは

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