重版情報(2020年4月~) - 2025.01.17
親鸞から蓮如へ 【真宗文庫】
真宗創造―『御文』の発遣―
「真宗再興の人」とも「本願寺中興の人」とも言われる蓮如。殺戮と天災の戦国乱世において、蓮如が送り届けた『御文』(「おふみ」)とよばれる手紙の数々は、人びとの心に深く染みわたり、念仏に生きる無数の真宗門徒を生んだ。その『御文』の精神を読み解き、宗祖親鸞の「同朋精神」を伝統して、現代につながる真宗教団の礎を築いた蓮如の思想的歩みに迫る。
熱僧・蓮如―はしがきに代えて
序章 伝統と創造―蓮如という人
一 親鸞教団か蓮如教団か―教団とは何か
二 「真宗再興」は真宗創造―求道と伝道
三 親鸞仏教における蓮如の位置
第一章 蓮如における真宗創造の原点―その精神と実動
一 親鸞の同朋精神の回帰
二 覚如の教団的志願の継承
第二章 『歎異抄』を背景とする法語書簡
一 生涯を尽くす「ふみ」の発信
二 『御文』の思想的系譜
三 「仏法がわかる」とは―「念仏には無義をもって義とす」
第三章 血路をひらく『御文』
一 「二河白道のたとえ」と『御文』
二 血路をひらく勇気
三 弥陀をたのむ決断
第四章 『御文』がひらく新しい人間
一 「死」観の確立
二 念仏もうす身に―社会倫理を開く
三 神祇追従からの解放
第五章 蓮如の世法観―結びに代えて
あとがき
文庫化にあたって
序章 伝統と創造―蓮如という人
一 親鸞教団か蓮如教団か―教団とは何か
二 「真宗再興」は真宗創造―求道と伝道
三 親鸞仏教における蓮如の位置
第一章 蓮如における真宗創造の原点―その精神と実動
一 親鸞の同朋精神の回帰
二 覚如の教団的志願の継承
第二章 『歎異抄』を背景とする法語書簡
一 生涯を尽くす「ふみ」の発信
二 『御文』の思想的系譜
三 「仏法がわかる」とは―「念仏には無義をもって義とす」
第三章 血路をひらく『御文』
一 「二河白道のたとえ」と『御文』
二 血路をひらく勇気
三 弥陀をたのむ決断
第四章 『御文』がひらく新しい人間
一 「死」観の確立
二 念仏もうす身に―社会倫理を開く
三 神祇追従からの解放
第五章 蓮如の世法観―結びに代えて
あとがき
文庫化にあたって