回峰行の祖 相応さん

著者 天台宗典編纂所 監修
出版社 探究社
ジャンル 日本仏教 > 天台宗系
出版年月日 2017/03/13
ISBN 9784884839840
判型・ページ数 A5・151ページ
定価 本体1,000円+税
在庫 品切れ・重版未定
比叡山に千年伝わる荒行・千日回峰行の祖であり、平安の名僧・相応和尚の物語。厳しくも思いやりに満ちた生涯をやさしい筆致で描いた相応伝記。
第一章 相応さんの生涯
 近江国・湖北の北野に生まれる
 子どもの誕生を願う両親
 幼いころから仏法を尊び、出家に憧れる
 霊峰・比叡山へ
 十七歳で見習い僧に、十善戒を成し遂げる
 「不軽の行」に呼び覚まされる
 師匠円仁さまから得度の話
 人を先にして己を後にする優しい気持ち
 相の字をいただき、円仁さまが「相応」と名付ける
  …ほか

第二章 解説・千日回峰行
 歴代の行者が磨き上げた回峰行
 回峰行が成立するまで
 御山に残る修行の足跡
 回峰行はこうして行なわれる
 死と隣り合わせの難行苦行 
 赤山苦行から京都大廻りへ
 「悟り切れないことを悟る行」

第三章 阿闍梨さんに聞く
 上原行照師に聞く
  ・千日回峰行をいつ志したか
  ・師匠からアドバイスは
  ・厳しい行をどう乗り越えたか
  ・行を終えて、何を感じたか
  ・千日回峰行者が現代に果たす役割とは―など
 釜堀浩元師に聞く
  ・千日回峰行に挑んだ動機とは
  ・堂入りとはどのような修行か
  ・堂入りを終えた率直な感想は
  ・阿闍梨としての今後の抱負は―など

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