霊山と日本人 【講談社学術文庫2347】

著者 宮家 準
出版社 講談社
ジャンル 民俗・信仰
出版年月日 2016/02/10
ISBN 9784062923477
判型・ページ数 文庫・329ページ
定価 本体1,080円+税
在庫 お取り寄せ
主要霊山ごと、あるいは個別宗教ごとにしか語られてこなかった日本の山岳信仰。本書はそれを世界、とくに東アジアの山岳信仰のなかに位置づけ、包括的に捉えたはじめての本である。霊山の特徴、信仰、儀礼などを、人々の生活と関連づけて考えることで、山の霊性とは何かを明らかにする。 私たちはなぜ山に手を合わせるのか、神仏や天狗はなぜ山に住まうのか―。修験道研究の第一人者にして宗教民俗学の泰斗が自然や「聖なるもの」を問いなおす、日本人の信仰の 源流を明らかにする。 ※本書は『霊山と日本人』(日本放送出版協会、2004年)を底本とし、その後の研究をもとに訂正、加筆を行いました。また、新たに霊山索引を付しました。
プロローグ

第一章 日本人の生活にとっての山
1 生業と山
2 魂と成長と山
3 日本人のコスモロジーと山

第二章 山岳信仰の諸相
1 山岳信仰の概要
2 インドの山岳信仰
3 東アジアの山岳信仰

第三章 森の信仰
1 森とウタキ
2 鎮守の森

第四章 山岳信仰の歴史
1 原始時代の山の信仰
2 古代の山岳信仰
3 中世の山岳信仰
4 近世の山岳信仰
5 近・現代の山岳信仰
† 山岳信仰の歴史年表

第五章 各地の主要霊山
1 近畿の霊山
2 東北の霊山
3 関東・甲信越の霊山
4 中部の霊山
5 中国・四国・九州の霊山
† 霊山の分布

第六章 聖地としての山岳
1 山名とその由来
2 山中の霊地
3 山中の霊地の由来と意味

第七章 山の神格
1 山の神
2 霊山の権現
3 山岳信仰の神と仏
4 王子・童子と護法神

第八章 山の宗教者と動物・異人
1 山の宗教者と動物
2 仙人と童子
3 鬼と天狗
4 山の異人の特徴と相互関係

第九章 山のまつりと修行
1 山のまつり
2 山に籠る修行
3 修験者の峰入
4 庶民の霊山登拝

第十章 山から里へ
1 山で得る験力
2 豊穣の予祝と祭り
3 里山伏と廻檀する山伏

エピローグ

参考文献
霊山索引

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