新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
絵解きと伝承そして文学
林雅彦教授古稀・退職記念論文集
絵解き研究の第一人者と目される林雅彦の古稀・退職記念論文集。本書は絵解き関連の論考、伝説・伝承関連の論考、文学関連の論考の3部構成となっており、林雅彦自らの論文をはじめ、気鋭の研究者が書き下ろした学会注目の23論文を収録する。
緒言
林雅彦教授履歴
林雅彦教授著述目録
Ⅰ絵とく
道成寺説話の展開―男と女の愛憎物語― 林 雅彦
『天下の義人 茂左衛門一代記』の絵解きと絵紙 久野俊彦
のぞきからくり研究略史とからくり歌「地獄極楽」の比較検討 上島敏昭
民衆版画の中のキリスト教絵解き 原 聖
街頭紙芝居の絵元大阪「あづまや会」の軌跡 榎本千賀
万福寺旧蔵「親鸞聖人絵伝」の制作意図について 村松加奈子
岐阜・信浄寺の聖徳太子六侍者像と高僧連坐像 石川知彦
鹽竈神社蔵『絵詞保元・平治』の意義―「保元・平治物語絵巻」の制作実態をうかがう― 鈴木 彰
頼瑜の夢―詫磨為遠筆の文殊像をめぐって― 高橋秀城
Ⅱ事とく
揚柳観音と月蓋長者―中国・日本における『請観音経』受容の諸相― 吉原浩人
明恵における光明真言土砂加持の信仰 金 任仲
源為朝渡琉伝承の始発―『保元物語』から『幻雲文集』へ― 小番 達
聖母説話『ふたりの女』―中世フランス語圏の宗教説話―田桐正彦
〈笠の辻の地蔵〉の縁起伝承をめぐって―「矢田地蔵縁起」武者所康成蘇生譚と『笠辻地蔵尊縁起』および在地伝承― 渡 浩一
「三世相」の重要と民俗化―唱導文化の展開として 小池淳一
日本各地の血の池地獄 髙達奈緒美
吉野の夏祭り―蓮華会の意義考察― 玉本太平
Ⅲ文字とく
和歌による絵と語りの世界―『聞書集』「地獄絵を見て」について― 田村正彦
『拾遺愚草』雑部「述懐」について―『正治初度百首』鳥五首とのかかわりから― 大野順子
稚児物語における欲望と性幻想の仕組み 李 龍美
伝承を活かす試み―巌谷小波と芳賀矢一― 関口智弘
漱石漢詩諸注釈書における「古別離」の誤解・誤訳をめぐって 崔 雪梅
敦煌本『韓朋賦』より見た「韓朋」故事の展開 荒見泰史
あとがき 渡浩一
執筆者紹介
林雅彦教授履歴
林雅彦教授著述目録
Ⅰ絵とく
道成寺説話の展開―男と女の愛憎物語― 林 雅彦
『天下の義人 茂左衛門一代記』の絵解きと絵紙 久野俊彦
のぞきからくり研究略史とからくり歌「地獄極楽」の比較検討 上島敏昭
民衆版画の中のキリスト教絵解き 原 聖
街頭紙芝居の絵元大阪「あづまや会」の軌跡 榎本千賀
万福寺旧蔵「親鸞聖人絵伝」の制作意図について 村松加奈子
岐阜・信浄寺の聖徳太子六侍者像と高僧連坐像 石川知彦
鹽竈神社蔵『絵詞保元・平治』の意義―「保元・平治物語絵巻」の制作実態をうかがう― 鈴木 彰
頼瑜の夢―詫磨為遠筆の文殊像をめぐって― 高橋秀城
Ⅱ事とく
揚柳観音と月蓋長者―中国・日本における『請観音経』受容の諸相― 吉原浩人
明恵における光明真言土砂加持の信仰 金 任仲
源為朝渡琉伝承の始発―『保元物語』から『幻雲文集』へ― 小番 達
聖母説話『ふたりの女』―中世フランス語圏の宗教説話―田桐正彦
〈笠の辻の地蔵〉の縁起伝承をめぐって―「矢田地蔵縁起」武者所康成蘇生譚と『笠辻地蔵尊縁起』および在地伝承― 渡 浩一
「三世相」の重要と民俗化―唱導文化の展開として 小池淳一
日本各地の血の池地獄 髙達奈緒美
吉野の夏祭り―蓮華会の意義考察― 玉本太平
Ⅲ文字とく
和歌による絵と語りの世界―『聞書集』「地獄絵を見て」について― 田村正彦
『拾遺愚草』雑部「述懐」について―『正治初度百首』鳥五首とのかかわりから― 大野順子
稚児物語における欲望と性幻想の仕組み 李 龍美
伝承を活かす試み―巌谷小波と芳賀矢一― 関口智弘
漱石漢詩諸注釈書における「古別離」の誤解・誤訳をめぐって 崔 雪梅
敦煌本『韓朋賦』より見た「韓朋」故事の展開 荒見泰史
あとがき 渡浩一
執筆者紹介