新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
往復書簡 悲しみが言葉をつむぐとき
多くの人が犠牲となった震災と原発事故。私たちは、その壮大な悲しみに真摯に向き合ってきただろうか。失われた声に耳を傾け、言葉に命を与えてきただろうか。気鋭の批評家と現代詩人が、生と死の意味、言葉の本質的な役割などをめぐり対話を重ねた、『東京新聞』(『中日新聞』)の好評連載に書き下ろしエッセイを加えて一冊にまとめる。(出版社HPより)
詩人の誕生―若松英輔
往復書簡
涙と死を受容するということ
不可視な涙に言葉を
投げ出される言葉の力
情愛と結びつく悲しみ
詩に宿したい「かなし」
詩に開かれた文学
人それぞれに宿つ詩
リルケとの再会
生の息遣いを感じて書く
「いのちの証」の追究
水平線を眺めていた夏
人生の真実を謳う
錆びた自転車の再生
八月の死者のために
〈脆弱〉の一言が刺さる
こころが見えない言葉
命はそう簡単には終わらない
北條民雄の生と死
人生の切符くれた「師」
「コトバ」を届ける
集まってくる〈言葉〉
死者と生者をつなぐ遺品
形のない〈遺品〉
コトバこそ豊かな遺品
涙は消えても残る声
悲しみからるながる
万物を超えた朝の静寂
現代人が見失ったもの
相手あってこその「詩」
読む・誦む・詠む
〈潜み〉をたずねる
3・11報道への違和感
想いと対峙し続ける
対談 言葉を人間の手に―往復書簡を終えて
いま、静寂に向き合うということ―和合亮一
あとがきに代えて
往復書簡
涙と死を受容するということ
不可視な涙に言葉を
投げ出される言葉の力
情愛と結びつく悲しみ
詩に宿したい「かなし」
詩に開かれた文学
人それぞれに宿つ詩
リルケとの再会
生の息遣いを感じて書く
「いのちの証」の追究
水平線を眺めていた夏
人生の真実を謳う
錆びた自転車の再生
八月の死者のために
〈脆弱〉の一言が刺さる
こころが見えない言葉
命はそう簡単には終わらない
北條民雄の生と死
人生の切符くれた「師」
「コトバ」を届ける
集まってくる〈言葉〉
死者と生者をつなぐ遺品
形のない〈遺品〉
コトバこそ豊かな遺品
涙は消えても残る声
悲しみからるながる
万物を超えた朝の静寂
現代人が見失ったもの
相手あってこその「詩」
読む・誦む・詠む
〈潜み〉をたずねる
3・11報道への違和感
想いと対峙し続ける
対談 言葉を人間の手に―往復書簡を終えて
いま、静寂に向き合うということ―和合亮一
あとがきに代えて