近代仏教という視座

戦争・アジア・社会主義

著者 大谷 栄一
出版社 ぺりかん社
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
出版年月日 2012/04/01
ISBN 9784831513182
判型・ページ数 A5・294ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり
古代以来の仏教伝統+明治以後の宗教概念の成立=「近代仏教」とは何か? 日本仏教史の傍流や近代思想の周縁ではなく、近代日本の精神的支柱として近代仏教を捉え、明治から唱和の青年たちを動かした宗教改革・政治参加・アジア主義・超国家主義および反戦運動の諸相を分析することで、近代思想史研究の新たな可能性を開拓する。
序 近代仏教研究は何を問うのか?

Ⅰ近代仏教を問い直す
 第一章 「近代仏教になる」という物語
 第二章 明治期の「新しい仏教」の形成と展開
 第三章 昭和初期の「新しい仏教」をめぐる動態

Ⅱ国民国家と近代仏教
 第一章 政治参加する仏教者たち
 第二章 ナショナリズムと仏教の共-構成
 第三章 戦争は罪悪か?

Ⅲ越境する近代仏教
 第一章 仏教アジア主義のゆくえ
 第二章 交錯する超国家主義と仏教
 第三章 反戦・反ファシズムの仏教社会運動

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