2024年10月書店売上 - 2024.11.01
中国中観思想論
吉蔵における「空」
〈とらわれない〉ための戦略! 唯識とならぶ大乗仏教の二大潮流の一つ中観・空思想は、漢訳仏典を通してどのように理解され展開していったか? 隋から唐初にかけて一つの究極に到達したその思想潮流を、中国三論宗の大成者・吉蔵の思想を中心に丹念に読み解く。
序 章 本研究の目的
第一章 吉蔵の伝記と著作
第二章 吉蔵思想の枠組―『大乗玄論』の検討を通して
二諦/八不/仏性・一乗・涅槃/二智/教迹・論迹/全体を通して―吉蔵思想の基調
第三章 吉蔵思想の展開
会稽時代の思想/揚州時代の思想/長安時代の思想
第四章 吉蔵思想の基底
吉蔵と羅什訳経論をめぐって―中仮の成立/古訳般若経の「仮」の思想をめぐって―中仮以前Ⅰ/
魏晋期の固有思想をめぐって―中仮以前Ⅱ
第五章 吉蔵思想の位置
吉蔵と僧肇をめぐって―三乗観を中心に/吉蔵と浄影寺慧遠をめぐって―維摩経解釈を中心に/
吉蔵と天台三大部をめぐって―煩悩観・智慧観を中心に
終 章 吉蔵における「空」
第一章 吉蔵の伝記と著作
第二章 吉蔵思想の枠組―『大乗玄論』の検討を通して
二諦/八不/仏性・一乗・涅槃/二智/教迹・論迹/全体を通して―吉蔵思想の基調
第三章 吉蔵思想の展開
会稽時代の思想/揚州時代の思想/長安時代の思想
第四章 吉蔵思想の基底
吉蔵と羅什訳経論をめぐって―中仮の成立/古訳般若経の「仮」の思想をめぐって―中仮以前Ⅰ/
魏晋期の固有思想をめぐって―中仮以前Ⅱ
第五章 吉蔵思想の位置
吉蔵と僧肇をめぐって―三乗観を中心に/吉蔵と浄影寺慧遠をめぐって―維摩経解釈を中心に/
吉蔵と天台三大部をめぐって―煩悩観・智慧観を中心に
終 章 吉蔵における「空」