空也 【ミネルヴァ日本評伝選】

我が国の念仏の祖師と申すべし

著者 石井 義長
出版社 ミネルヴァ書房
ジャンル 日本仏教 > 浄土宗系
シリーズ ミネルヴァ日本評伝選
出版年月日 2009/02/10
ISBN 9784623053735
判型・ページ数 B6・397ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 お取り寄せ
空也(903~972)平安中期の僧。物の怪や怨霊のはびこった古代平安京で、民衆に「南無阿弥陀仏」の念仏を勧めた空也。その生涯と仏教思想を辿り、市井の聖として生きた人物像に迫る。
はしがき

第一章 弥陀の名を唱え、般若を求索す
 1 苦の世俗を救う
 2 常啼菩薩と情を同じく
 3 上品上生の往生
 4 捨ててこそ
第二章 極楽往生を説く仏教
 1 古代日本における浄土教の受容
 2 平安時代初期の浄土教と称名の念仏
第三章 『空也上人誄』
 1 『誄』の成り立ちと評価
 2 『空也上人誄』の復元
第四章 生涯と行業
 1 出家と遍歴求道
 2 阿弥陀聖の市中勧化
 3 東山道場の仏事
 4 西光寺の開創と晩年
 5 阿弥陀聖の入滅とその後
第五章 空也仏教の思想
 1 金字大般若経供養会の『願文』
 2 一念往生と修諸功徳
 3 心に所縁なし
 4 幻の『発心求道集』
 5 菩薩の道を歩んだ聖

参考資料
 資料1 空也上人誄
 資料2 空也上人の為に金字大般若経を供養する願文
 資料3 『一過聖絵』の伝える「空也の文」

参考文献
あとがき
空也略年譜
人物・神仏・事項索引

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