新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
中世日本の予言書 【岩波新書 新赤版1061】
<未来記>を読む
空から飛来する猿、牛腸を喰らう黒鼠。こうした奇怪なイメージに満ちた予言の書は<未来記>と呼ばれ、とりわけ中世に数多く出現して、人々の心をとらえて離さなかった。その一つ『野馬台詩』と、さらに聖徳太子の名を冠した一群の<未来記>を読み解き、それらが実は「もう一つの歴史叙述」にほかならないことを明らかにする。(前書より)
序 未来記という名の予言書
Ⅰ 去りゆく神仏、談合する神仏
1 去りゆく神仏
2 神仏・怨霊の談合
Ⅱ 発掘される未来記―捏造と発見のドラマ
1 未来記の「作者」たち
2 発見される未来記
Ⅲ 未来から歴史を読む
1 蜘蛛の糸をつたって
2 牛腸を食う黒鼠とは
3 空飛ぶ猿の隠喩
Ⅳ 未来記に憑かれた人々
1 未来記にとりつかれた人々
2 南北朝の内乱と未来記
3 応仁の乱を読む人々
Ⅴ 生きている未来記
1 近世の未来記―中世からの転換
2 近代の未来記―〈世紀〉という史観
あとがき
主要参考文献
Ⅰ 去りゆく神仏、談合する神仏
1 去りゆく神仏
2 神仏・怨霊の談合
Ⅱ 発掘される未来記―捏造と発見のドラマ
1 未来記の「作者」たち
2 発見される未来記
Ⅲ 未来から歴史を読む
1 蜘蛛の糸をつたって
2 牛腸を食う黒鼠とは
3 空飛ぶ猿の隠喩
Ⅳ 未来記に憑かれた人々
1 未来記にとりつかれた人々
2 南北朝の内乱と未来記
3 応仁の乱を読む人々
Ⅴ 生きている未来記
1 近世の未来記―中世からの転換
2 近代の未来記―〈世紀〉という史観
あとがき
主要参考文献