岩波講座 天皇と王権を考える4 宗教と権威

著者 網野 善彦 編集委員
樺山 紘一 編集委員
宮田 登 編集委員
安丸 良夫 編集委員
山本 幸司 編集委員
出版社 岩波書店
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
シリーズ 岩波講座 天皇と王権を考える
出版年月日 2002/05/08
ISBN 9784000111942
判型・ページ数 A5・306ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 お取り寄せ
王権に正統性を付与するものとしての神話体系やイデオロギー。それらはいかなる構造で、機能しているのか。宗教などの権威との結びつきを介し、王権がどのように受容され、その過程でどのような葛藤や対抗が形づくられていくのか。思想史・宗教史・人類学などの多様な視角から、権威と権力の重層的な関係の解明を試みる。
序論
Ⅰ 正当性神話の構造
  古代神話のイデオロギー構成
  顕密仏教と王権
  天道・革命・隠逸―朱子学的王権をめぐって
  戦国期一向宗の地平)
Ⅱ 権威と権力の対抗
  聖なる皇帝と異端―ビザンツ
  徳川将軍権力と宗教―王権神話の創出
  教会権力と国家権力―神聖ローマ帝国
  民衆宗教のコスモロジーと王権観
Ⅲ 王権とイデオロギー編成
  近代天皇制イデオロギーの思想過程―徳川思想および平田篤胤像の転回を中心に
  国家神道とメシアニズム―「天皇の神格化」からみた大本教
  王のカリスマ性

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