新刊チラシ(2025年刊行分) - 2025.10.22
仏教伝来
朝鮮仏教史への入門
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釈尊の略伝から始まり、インドから中国への仏教伝播、中国仏教の歴史、そして朝鮮半島における仏教の受容と展開に至るまで、様々な時代や地域にわたる東アジア仏教史の入門書。
Ⅰ インド編
第一講 釈尊の略伝と仏舎利のこと
第二講 結集と経典のこと
第三講 仏教の区分と仏教伝播
一、インド仏教の三区分/二、インド周辺諸地域への仏教の伝播/三、小乗仏教と大乗仏教
第四講 大乗仏教の興起と展開
一、大乗仏教の萌芽/二、大乗仏教の特色/三、大乗仏教の展開
第五講 インドにおける仏教美術の展開
一、古代期/二、クシャーナ期/三、グプタ期/四、密教期
第六講 インドにおける仏教衰退
一、ヒンドゥー教との融合の原因とその過程/二、インドへのイスラーム教徒の侵入/三、さいごに
Ⅱ 中国編
第七講 インドから中国へ
一、中国における仏教初伝伝説/二、中国における仏教の受容/三、漢訳仏教の始まり
第八講 混乱期の僧侶の活躍
一、『法華経』を訳出した竺法護/二、神通力の仏図澄/三、仏教研究の指針釈道安/四、中国仏教発展の基点鳩摩羅什
第九講 南北朝の仏教(その一)──漢族統治下の南朝仏教
一、南朝仏教の始祖廬山慧遠/二、南朝貴族と仏教/三、皇帝菩薩・梁武帝
第十講 南北朝の仏教(その二)──胡族統治下の北朝仏教
一、当今の如来/二、北魏の廃仏/三、仏教復興と石窟造営/四、北周の廃仏
第十一講 隋代の仏教──中国仏教の誕生
一、文帝と仏教/二、煬帝と仏教/三、智顗の天台宗
第十二講 唐代の仏教(その一)──唐代仏教の隆盛
一、玄奘──中国仏教の新展開/二、法蔵──華厳の世紀の演出者/三、密教──国家のための祈祷仏教
第十三講 唐代の仏教(その二)──唐代仏教の繁栄と衰退
一、浄土教/二、律宗/三、禅宗/四、会昌の廃仏
第十四講 五代・宋代の仏教
一、五代の仏教/二、宋代の仏教政策/三、宋代仏教の特徴
第十五講 遼・金・元代の仏教
一、遼・金・元の仏教保護/二、遼・金・元仏教の特色/三、仏教と道教/四、元朝とチベット仏教
第十六講 明・清代の仏教
一、明・清代の仏教政策/二、明・清代仏教の特徴/三、明・清代の民衆仏教
第十七講 近・現代の中国仏教
一、中華民国の仏教/二、中華人民共和国の仏教/三、最近の中国仏教事情
Ⅲ 朝鮮編
第十八講 朝鮮半島の固有信仰
一、朝鮮仏教の紹介にあたって/二、現代に続く固有信仰
第十九講 朝鮮半島三国の仏教受容
一、高句麗への仏教初伝/二、百済仏教と聖明王/三、新羅王と仏教
第二十講 新羅仏教の展開
一、護国仏教的展開/二、新羅教学の展開/三、実践仏教的展開
第二十一講 高麗仏教の展開
一、高麗の諸宗/二、大蔵経の刊行/三、儀礼仏教の弊害
第二十二講 李朝の仏教弾圧と仏教の社会浸透
一、李朝の仏教政策/二、弾圧下での仏教の存続
第二十三講 近代朝鮮仏教の復興と影
一、朝鮮仏教の復興/二、朝鮮仏教内の革新運動
第二十四講 現代の韓国仏教
一、曹渓宗の出家と修行/二、比丘尼の活躍/三、韓国仏教界の明るい展望
編集後記