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超能力と霊能者【叢書現代の宗教8】

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著者	高橋紳吾著
出版社	岩波書店
ジャンル	民俗・信仰
シリーズ	叢書現代の宗教
出版年月日	1997/02/05
ISBN	9784000260787
判型・ページ数	B6・234ページ
定価	本体1,500円＋税
在庫	お取り寄せ

この本の内容

“超能力”、“つきもの”、“心霊主義”、“サイ現象”、“カルトのマインドコントロール”…。古今東西、事件や犯罪の形をとり世間を騒がすことの多い現象は、どうして起こるのだろうか？　これらの実態を生理学的・精神病理学的に解き明かし、現代宗教のかかえる問題の背景を読み解く。

第１章　信仰がもたらす軋轢
　１　古代日本の宗教紛争－常世神事件
　２　覇権争いとしての宗教
　３　璽光尊からオウムまで
第２章　体験としての神秘
　１　若者たちと神秘体験
　２　変性意識と自我
　３　ナチュラル・ハイ
　４　その他の「神秘体験」とオウムなど
　５　脳のなかでは
第３章　都市のなかの憑霊者たち
　１　「霊能者」と憑依
　２　制度内の憑依から逸脱へ
　３　自然発生的な憑依
　４　憑依と超能力／霊能者
第４章　心の問題・教祖・心霊主義
　１　「心の問題」と霊能者
　２　さまざまな霊能者
　３　娯楽としての「霊」と心霊主義
第５章　「超能力」にまつわる論争
　１　奇術師が暴露したもの
　２　超常現象を信じる若者の心
　３　サイをめぐる論争
第６章　マインドコントロールと破壊的カルト
　１　だれのための宗教教団か？
　２　マインドコントロールの手順
　３　脱会カウンセリング
　４　ポスト・マインドコントロール症候群
　５　宗教と犯罪に関して
終章　若者と「精神世界」の問題