アジールと国家 【筑摩選書185】

中世日本の政治と宗教

著者 伊藤 正敏
出版社 筑摩書房
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
シリーズ 筑摩選書
出版年月日 2020/02/15
ISBN 9784480016874
判型・ページ数 4-6・333ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
世俗の権力の及ばない避難所、聖なる別天地としてのアジールは、人々を魅了し歴史の中で大きな役割を果たしてきた。 比叡山、高野山、東大寺などは、個人支配者を持たないまま、国家権力と鋭く対峙する存在であった。 また、天皇を超える権威を仏神に認めた彼らは、時には内裏にまで押し入って自らの要求を押し通した。 寺社勢力を中心に無名の大衆の実力を探る。 日本中世を舞台に、アジールの在り方と意義、盛衰を跡付ける一冊。
序章 日本中世のアジール

第1部 概念
 第1章 アジールとは何か
 第2章 魔術と迷信の中世
 第3章 日本アジールの特質

第2部 日本アジールの通史
 第4章 アジールの成立
 第5章 アジールのルール
 第6章 退化するアジール

第3部 アジールの諸問題
 第7章 アジール・境内都市・歴史
 終章 アジールと国家

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