話題の本【書評】(2024年9月~) - 2025.08.18
これからの天皇制
令和からその先へ
本書は六名の講師によって行われた講義をまとめたものであり、銘々が独自の観点から天皇制という制度にアプローチし、未来の天皇制を論じている。
第一講 「平成流」とは何だったのか 原 武史
第二講 天皇制の「これから」 ――その呪縛からの自由へ 菅 孝行
第三講 出雲神話論 ――神話化する現代 磯前順一
第四講 国家神道と神聖天皇崇敬 島薗 進
第五講 天皇制から読み取る日本人の精神のかたち 大澤真幸
第六講 「象徴天皇」と「人間天皇」の矛盾 ――戦後天皇制をめぐって 片山杜秀