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貞慶撰『観世音菩薩感應抄』の研究【龍谷大学仏教文化研究叢書41】

貞慶が自らの観音浄土信仰と弥陀浄土信仰の理論を示した『観世音菩薩感應抄』『安養報化』の貴重写本を翻刻読解し詳細な解説を施す。

著者 楠 淳證
新倉 和文
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 奈良仏教系
シリーズ 龍谷大学仏教文化研究叢書
出版年月日 2021/02/25
ISBN 9784831863874
判型・ページ数 A5・450ページ
定価 本体9,000円+税
在庫 在庫あり
解脱房貞慶が自らの観音浄土信仰の理論を示した『観世音菩薩感應抄』と弥陀浄土信仰の理論を示した『安養報化』の貴重写本を翻刻、訓読と詳解を附して総合的に考察。雑多な信仰の持ち主と誤解される貞慶の信仰理論を解明する。
序  辞

第一部 総  論

凡  例
第一章 貞慶撰『観世音菩薩感應抄』の撰述と思想的特色(楠 淳證)
第一節 はじめに
第二節 『観世音菩薩感應抄』の撰述
第三節 仏道の実践と多重浄土論
第四節 観音の神呪の功徳
第五節 む す び
第二章 『観世音菩薩感應抄』の成立と前後の貞慶(新倉和文)
第一節 東大寺所蔵 貞慶撰『観世音菩薩感應抄』
第二節 貞慶撰『観世音菩薩感應抄』の作品の意義について――阿弥陀信仰から観音信仰へ――
第三節 大原談義の成立事情――後白河、平家の鎮魂のため談義を開く――

第二部 『観世音菩薩感應抄』の翻刻読解研究

凡  例
第一章 表  題
第二章 帰依因縁
第三章 滅罪利益
第四章 臨終加護
第五章 当来値遇
第六章 往生素意
第七章 利他方便
第八章 奥  書

附 録 貞慶撰『安養報化』(上人御草)の翻刻読解研究

凡  例

一、安養は唯報か通化か(第一問答)
二、疑難の由来と会通(第二問答)
三、変化長時浄土と安養世界(第一談義)
四、通化の根拠(第二談義)
五、弥陀の浄土は処々不定(第三談義)
六、『観経』の真偽(第四談義)
七、報化二土相対の廃立(第五談義)
八、如幻の道理(第六談義)
九、報化一体同処論(第七談義)
十、土の本為(第八談義)


あとがき

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