上座部仏教における聖典論の研究

著者 清水 俊史
出版社 大蔵出版
ジャンル 各地域仏教 > 南方仏教
出版年月日 2021/02/15
ISBN 9784804305936
判型・ページ数 A5・410ページ
定価 本体9,000円+税
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ブッダゴーサは偉大なる思想家か?それとも傑出した註釈家か?
厖大な仏典群の中で、唯一、その構成と範囲を明示し得るとされる上座部パーリ三蔵。
古代から中世にかけて、その担い手たちが、どのような「聖典観」を抱いていたのかを、三蔵の形成過程、仏説化理論、書写聖典の位置づけ等、最重要の視座から浮き彫りにする。
序 論
 一 信仰と教義の基準
 二 上座部における聖典観
 三 研究の目的と範囲

第一部 三蔵形成論
 第一章 上座部三蔵形成史研究の総括と展望
 第二章 韻文経典と小部
 第三章 小部をめぐる資料論
 第四章 小部の成立と受容
 第五章 外典の諸相――『大法心』と『大界論』

第二部 仏説論
 第一章 上座部仏説論研究の総括と展望
 第二章 三蔵所収の“仏弟子説”をめぐる仏説論
 第三章 阿毘達磨仏説論
 第四章 四大教法と仏説論

第三部 聖典観
 第一章 三蔵の結集と隠没
 第二章 正法と書写聖典
 第三章 舎利崇拝と経巻崇拝

結 論

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