相応部(サンユッタニカーヤ)大篇Ⅰ【パーリ仏典 第3期9】

著者 片山 一良
出版社 大蔵出版
ジャンル 経典・聖典(学術的)
シリーズ パーリ仏典 第3期
出版年月日 2021/06/01
ISBN 9784804312217
判型・ページ数 A5・882ページ
定価 本体16,000円+税
在庫 在庫あり

本書は、相応部の全五篇のうち、最も「大きな篇」すなわち「大篇」の訳書である。全体は三十七菩提分法と呼ばれる、出世間法を中心にまとめられた、道・果・涅槃の説法である。 

本巻は、大篇「一二相応」、1201経のうち、前半の四相応、すなわち、第一「道相応」、第二「覚支相応」、第三「念処相応」、第四「根相応」、650経からなる。

第一 道相応は13章、181経からなり、「道」、「聖なる八支の道」、すなわち、正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定の、いわゆる「八正道」、「中道」に関する説示を内容とする。

第二 覚支相応は18章、185経からなり、「覚支」、すなわち、念覚支・択法覚支・精進覚支・喜覚支・軽安覚支・定覚支・捨覚支という「七覚支」に関する説示を内容とする。

第三 念処相応は10章、104経からなり、「念処」、すなわち、身・受・心・法という「四念処」に関する説示を内容とする。「念処」とは、念の住処、念という住処、念の現前であり、また、念の確立をいう。

第四 根相応は17章、180経からなり、「根」、すなわち、眼根・耳根・鼻根・舌根・身根・意根の「六根」と、女根・男根・命根の「三根」と、楽根・苦根・喜根・憂根・捨根の「五受根」と、信根・精進根・念根・定根・慧根の「五善根」と、未知当知根・已知根・具知根の「三無漏根」という「二十二根」に関する説示を内容とする。

「根」とは、インダ(インドラ、帝王)に属するもの、インダの相、能力を意味しており、その「インダ」は、最上の自在者である「正自覚者」であり、また、業に対して何者も自在者になることがない善・不善の「業」であるともされる。
第一 道相応
 第一 無明の章
 第二 住の章
 第三 邪性の章
 第四 行の章
 第五 異教中略の章 ほか

第二 覚支相応
 第一 山の章
 第二 病人の章
 第三 ウダーイーの章
 第四 蓋の章
 第五 転輪者の章 ほか

第三 念処相応
 第一 アンバパーリーの章
 第二 ナーランダーの章
 第三 戒住の章
 第四 未聞の章
 第五 不死の章 ほか

第四 根相応
 第一 純の章
 第二 軟弱の章
 第三 六根の章
 第四 楽根の章
 第五 老の章 ほか

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