誰のために葬儀を勤めるのか 

「弔い」の原点

著者 海 法龍 講述
出版社 真宗大谷派 東本願寺「真宗会館」
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2021/06/30
判型・ページ数 B6変・24ページ
定価 本体91円+税

時代の流れとともに、亡き人とのお別れの場「葬儀(お葬式)」の形も多様化が進んでいます。一般会葬者に声をかけない「家族葬」、お通夜を省略した形での「一日葬」、会場での読経や焼香を行わない「直葬」…。特に都市部においてはその縮小が顕著になってきました。

さまざまな要因があるにせよ、葬儀の場は悲しみ、寂しさ、虚しさ、自責感、感謝、敬意、後悔など、死者に対して様々な思いを抱えた一人(いちにん)が一同に会して「尋ね合う」ことに、儀式としてお勤めする大切な意義があります。

本冊子は、「エンディング産業展(主催:TSO International株式会社)」において、「誰のために葬儀を勤めるのか」というテーマで行ったブース内セミナーの内容に加筆、修正を加えて改めて取りまとめた内容です。
「葬儀を勤める」という本質を確かめていきます。

死は「思索」を与える
「弔う(とむらう)」の本質的意義とは
身近な人の「死」をとおして
葬儀は「これまで」と「これから」を尋ねる儀式
私たちの生き方が問われている
浄土真宗は「南無阿弥陀仏」の仏事
誰のために葬儀を勤めるのか

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