大学・公共図書館の皆様へ 機関用電子書籍の御案内 - 2025.01.29
山岳信仰と修験道
日本人の記憶の原風景であり創造性の源泉である山々への信仰は、神仏判然令で大きく崩壊し現在に至る。この山岳信仰の歴史と民俗を探究し、修験道の生成と展開を、民俗学・宗教学・歴史学・人類学といった広範な視点から考察した総合的研究書。
第一章 神と仏
一 問題の所在
二 神と仏の多次元的関係性
三 修験道の再構築
四 「神仏分離」を問う
五 山岳信仰の再構築
六 「神仏習合」と「神仏分離」
七 大正期の変革
八 今後の課題
第二章 山岳信仰から修験道へ
一 概観
二 信仰の基盤としての風土
三 信仰の根源にあるもの
四 生と死が交錯する山
五 ヤマ・タケ・ミネ・モリ
六 聖域観の変遷と開山伝承
七 神体山・カムナビ・神仙思想
八 開山から山林修行へ
九 山林修行者と役行者
十 山寺の成立
十一 空海と山岳信仰
十二 比叡山の山岳信仰とその周辺
十三 女人結界・女人禁制
十四 吉野から熊野へ
十五 熊野詣から修験道へ
十六 熊野信仰と切目の王子
十七 熊野信仰の伝播
第三章 修験道の成立と展開
一 修験道とは何か
二 修験道の定義と成立年代
三 修験道の形成
四 峯入りの思想
五 山林修行から「峯入り」へ
六 法華持経者
七 死と再生
八 独自の崇拝対象①――不動明王
九 独自の崇拝対象②――蔵王権現
十 「祖師化」とテクスト化
十一 修験と自然の荒ぶる力
十二 修行と芸能の一体化
十三 修験道の想像力
第四章 女人禁制と山岳信仰
一 女人禁制への視座
二 女人禁制とは
三 女人結界の禁忌
四 女人禁制の史料
五 「堂舎の結界」
六 開山伝承と「山の結界」
七 一時的規制と恒常的規制
八 女性劣機観から女性罪業観へ
九 『血盆経』の民間への浸透
十 女人禁制の演劇化
十一 境界をめぐる女性たちの動き
十二 女人禁制の地域的展開
十三 富士山の女人禁制
十四 女人結界の解禁
十五 現代の女人禁制
十六 女人禁制の行方
第五章 修験霊山の縁起に関する考察――『彦山流記』を読む
一 英彦山三峯
二 彦山と熊野
三 開山伝承
四 中興開山・法蓮と山岳信仰
五 法蓮に関する異伝
六 臥験の活躍
七 『彦山流記』の特徴
八 仏教言説の神道化
九 善正と忍辱、そして法蓮
十 中世における勢力の広がり
十一 中世彦山の行者伝承
十二 行者と女人
十三 彦山と中央とのつながり
十四 峯入り
十五 即傳による修行の体系化
十六 近世の彦山
十七 彦山の近代と現代
第六章 明治維新と修験道
一 修験宗廃止令とその背景
二 明治五年の大転換
三 神仏判然令
四 在地修験における幕末と明治
五 在地修験の明治維新
六 修験の末裔としての「法印様」
七 修験道の崩壊
八 修験道の本山の崩壊①――羽黒山
九 修験道の本山の崩壊②――吉野と大峯
十 修験道の本山の崩壊③――英彦山
十一 立山の明治維新
十二 神仏習合と神仏分離
十三 大正時代から昭和時代へ
十四 総力戦体制の時代
十五 課題としての「神仏習合」
一 問題の所在
二 神と仏の多次元的関係性
三 修験道の再構築
四 「神仏分離」を問う
五 山岳信仰の再構築
六 「神仏習合」と「神仏分離」
七 大正期の変革
八 今後の課題
第二章 山岳信仰から修験道へ
一 概観
二 信仰の基盤としての風土
三 信仰の根源にあるもの
四 生と死が交錯する山
五 ヤマ・タケ・ミネ・モリ
六 聖域観の変遷と開山伝承
七 神体山・カムナビ・神仙思想
八 開山から山林修行へ
九 山林修行者と役行者
十 山寺の成立
十一 空海と山岳信仰
十二 比叡山の山岳信仰とその周辺
十三 女人結界・女人禁制
十四 吉野から熊野へ
十五 熊野詣から修験道へ
十六 熊野信仰と切目の王子
十七 熊野信仰の伝播
第三章 修験道の成立と展開
一 修験道とは何か
二 修験道の定義と成立年代
三 修験道の形成
四 峯入りの思想
五 山林修行から「峯入り」へ
六 法華持経者
七 死と再生
八 独自の崇拝対象①――不動明王
九 独自の崇拝対象②――蔵王権現
十 「祖師化」とテクスト化
十一 修験と自然の荒ぶる力
十二 修行と芸能の一体化
十三 修験道の想像力
第四章 女人禁制と山岳信仰
一 女人禁制への視座
二 女人禁制とは
三 女人結界の禁忌
四 女人禁制の史料
五 「堂舎の結界」
六 開山伝承と「山の結界」
七 一時的規制と恒常的規制
八 女性劣機観から女性罪業観へ
九 『血盆経』の民間への浸透
十 女人禁制の演劇化
十一 境界をめぐる女性たちの動き
十二 女人禁制の地域的展開
十三 富士山の女人禁制
十四 女人結界の解禁
十五 現代の女人禁制
十六 女人禁制の行方
第五章 修験霊山の縁起に関する考察――『彦山流記』を読む
一 英彦山三峯
二 彦山と熊野
三 開山伝承
四 中興開山・法蓮と山岳信仰
五 法蓮に関する異伝
六 臥験の活躍
七 『彦山流記』の特徴
八 仏教言説の神道化
九 善正と忍辱、そして法蓮
十 中世における勢力の広がり
十一 中世彦山の行者伝承
十二 行者と女人
十三 彦山と中央とのつながり
十四 峯入り
十五 即傳による修行の体系化
十六 近世の彦山
十七 彦山の近代と現代
第六章 明治維新と修験道
一 修験宗廃止令とその背景
二 明治五年の大転換
三 神仏判然令
四 在地修験における幕末と明治
五 在地修験の明治維新
六 修験の末裔としての「法印様」
七 修験道の崩壊
八 修験道の本山の崩壊①――羽黒山
九 修験道の本山の崩壊②――吉野と大峯
十 修験道の本山の崩壊③――英彦山
十一 立山の明治維新
十二 神仏習合と神仏分離
十三 大正時代から昭和時代へ
十四 総力戦体制の時代
十五 課題としての「神仏習合」