話題の本【書評】(2024年9月~) - 2026.09.11
朱子学再考
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私たちは朱子学を誤解してきたのではないか。「封建的」「抑圧的」「男尊女卑」と語られてきた朱子学。史料を丹念に読み直し、教育や儀礼の解放、権力への批判など、これまで見過ごされてきた朱子学の新たな姿を描き出す。
朱子学再考1――「分」の思想をめぐって
はじめに
一 問題の所在1――家永三郎、川島武宜両氏の理解について
二 問題の所在2――仁井田陞、守本順一郎両氏の理解について
三 「分」の用例
四 朱熹における「分」
五 正名論と名分論
六 『資治通鑑綱目』、藤田幽谷「正名論」との違い
七 君臣関係をめぐる言説
八 荻生徂徠における「分」の強調
九 「分」の思想と日本
小 結
朱子学再考2――「三綱五常」をめぐって
はじめに
一 通説とその由来
二 朱熹の用法1――三綱をめぐって
三 朱熹の用法2――五常をめぐって
小 結
朱子学再考3――君主論をめぐって
はじめに
一 「読余隠之尊孟弁」について
二 司馬光「疑孟」をめぐって
三 李覯「常語」をめぐって
四 鄭厚「藝圃折衷」の「吾其為東周乎」をめぐって
五 司馬光・李覯と朱熹の対比
小 結
朱子学再考4――婚姻と女性観をめぐって
はじめに
一 再嫁をめぐる再考
二 「男尊女卑」の再考
三 『家礼』と婚姻をめぐる誤解
小 結
朱子学再考5――理は気を生むか
はじめに
一 理とは何か
二 理と気の関係
三 理は気を生むか
小 結
朱熹の釈奠儀礼改革について
はじめに
一 構 想
二 実 践
小 結
周惇頤の名について――敦頤か惇頤か
周惇頤の墓――その歴史と現況
はじめに
一 周惇頤の墓
二 周惇頤の顕彰と墓の修復
三 清末光緒年間における整備
四 常盤大定の調査
おわりに――文革以後、現在まで
付 記
宋代の思想
一 近世の始まり
二 儒教の復興
三 儒教の発展
四 仏教と道教の展開――禅宗、玉皇大帝、『悟真篇』
五 朱子学の成立――朱熹
六 南宋儒教の展開――思想家列伝
参考文献
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コラム 冠婚葬祭と東アジア
後 記
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