話題の本【書評】(2024年9月~) - 2026.09.24
日本思想の核心【 NHKブックス 1302】
この生をいかに耐えるか
『古事記』のスサノヲ神話、親鸞・道元の日本仏教、『平家物語』『葉隠』などに表れた武士の思想、中江藤樹・伊藤仁斎ら日本の大儒学者、国学の四大人(しうし=契沖・賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤)、そして西田幾多郎の哲学まで……。本書はこれらの千年以上にわたる著作群を読み解き、すべてに通底する構え――不如意(=思うようにならないこと)を承知で、誰かを信じる/何かに打ちこむ態度――を見出すし、これを思想の「日本性」として、平明な筆致で描き出す。
第二章 仏教の毒を吞みなおす――日本の仏教Ⅰ
第三章 「全剿滅」とは別のしかたで――日本の仏教Ⅱ
第四章 禅堂での経験から――日本の仏教Ⅲ
第五章 捉えがたい自己のかたち――武士の思想
第六章 かえしきれない負債――儒教の思想Ⅰ
第七章 信じることから全てははじまる――儒教の思想Ⅱ
第八章 われわれは泣きたいのだ!――国学の思想
第九章 作ることの救済――西田幾多郎・木村素衛
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