空海教学の真髄

『十巻章』を読む

空海の膨大な著作から、その教学・教義の根本を学ぶために抜粋された『十巻章』を、現象学的解釈学の方法論により的確に読み解く。

著者 村上 保壽
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真言宗系(密教含む)
出版年月日 2016/06/21
ISBN 9784831857569
判型・ページ数 4-6・253ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
空海の膨大な著作のなかから、その教学・教義の根本を学ぶために抜粋された『十巻章』を、現象学的解釈学の方法論により的確に読み解いた、空海思想の核心を学ぶための必読書。

2016年6月10日刊行予定
まえがき
第一章 『辯顕密二教論』の性格と密教の視座
 一 『二教論』の性格と顕密の違い
 二 密教の視座と五重問答
 三 三密門の境界と三摩地の法
第二章 『即身成仏義』の論理と成仏の智
 一 即身成仏の論拠と偈頌
 二 即身の意味について
 三 成仏の智と三密について
第三章 『声字実相義』の「ことば」と存在の意味
 一 論題「声字実相」の語義解釈
 二 声字実相の意味と偈頌
 三 六塵の文字と内外の依正
 四 法然と随縁とあり
第四章 『吽字義』の字義と実践の主体性
 一 『吽字義』の論述と構成
 二 四字の実義について
 三 吽字の総合的解釈と三句
 四 吽字の実践的実義
第五章 『秘蔵宝鑰』の十住心論と密教の智
 一 『十住心論』と『秘蔵宝鑰』
 二 第十住心の要旨と智の境界
 三 前九種住心における智の契機
 四 観想と智の関係
第六章 『般若心経秘鍵』のこころと真言
 一 『般若心経秘鍵』の構成と要旨
 二 空海のこころと目線
 三 『秘鍵』の自在な境地と視点
あとがき

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