日本仏教と論義 【龍谷大学アジア仏教文化研究叢書13】

仏教学・歴史学・文学などの多様な分野の最先端研究が、日本仏教で展開した教理問答の構想と思想的・文化的な意義を浮き彫りにする。

著者 楠 淳證
野呂 靖
亀山 隆彦
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
シリーズ 叢書 > 龍谷大学アジア仏教文化研究叢書
出版年月日 2020/02/28
ISBN 9784831863805
判型・ページ数 A5・628ページ
定価 本体7,500円+税
在庫 在庫あり
ダイアローグにより紡ぎ出される教理と実践である「論義」。
21名の研究者による最先端研究が日本仏教で展開した教理問答の構想と思想的・文化的な意義を浮き彫りにする。
序 文(楠 淳證)

第一部 法相・華厳の論義

法相論義と仏道――『成唯識論同学鈔』に見る不成仏種姓の会通――  (楠 淳證)
法相論義「真報主」と源信〈唐決〉――輪廻の主体をめぐる二大宗間の一大諍論――  (西山良慶)
因明論義の形成と展開――善珠における論証主題(宗pak?a)・根拠(因hetu)・喩例(喩 d????nta)の三支を中心として――  (後藤康夫)
因明論義「有為相量」について  (蜷川祥美)
日本華厳における龍女成仏義  (高田 悠)
高山寺所蔵『三生成道料簡』について――附・翻刻――  (野呂 靖)

第二部 天台・真言の論義

天台論義の基礎と文献  (藤平寛田)
自受用身に関する天台論義から見えるもの (大久保良峻)
天台の論義書と談義書――『法華経』『三大部』を中心に――  (渡辺真理子)
宗性筆『法華文句第五巻抄』について  (松本知己)
論義の歴史と真言宗  (苫米地誠一)
東密の論義――新義の論義を中心に――  (別所弘淳)
東密論義と南都教学――三論宗との関係を中心に――  (田戸大智)
中世東寺の教学と「論義」  (亀山隆彦)

第三部 論義と諸文化

論義と宗論の文化史――宗教テクストの母胎(マトリックス)としての論義――  (阿部泰郎)
論義についてかたる南都の伝承――維摩会と『春日権現験記絵』との相関――  (近本謙介)
諸宗を語る天狗と八幡――その由縁と背景的要因をめぐって――  (山口眞琴)
仏教文化としての相論資料――『恩覚奏状』を中心として――  (三好俊徳)
論義の芸能とその展開  (石井公成)
江戸時代初期の御前論義の諸相  (ラポー・ガエタン)
十三世紀日本における戒律復興の異なる解釈  (ポール・グローナー〈亀山隆彦訳〉)

編集後記  (野呂 靖)
執筆者紹介
龍谷大学アジア仏教文化研究叢書13 刊行の辞  (楠 淳證)

Different Interpretations on the Revival of the Vinaya in Thirteenth Century Japan  (Paul GRONER)

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