話題の本【書評】(2024年9月~) - 2025.08.18
新装版 正信偈講話 上 (単行本)
本書は浄土真宗の中で最も読まれる正信偈を、日常生活に即して講じた入門書。
著者は明治から昭和にかけて伝道布教につとめた真宗大谷派僧侶。
六十行百二十句にまとめられた偈文の一句一句に注目し、難解な語句には詳細な語註を付し、誰にでもわかり易いことを念頭に丁寧な解釈を講じる。
親鸞の記した浄土真宗の深い教義を伝える名著が、装いを新たに復刊。
上巻は偈文の前半部分である「依経段」までを収録。「正信念仏偈」という題号の由来からその大意に触れ、「難信の理由(難中之難無可斯)」までを収録。