唐代天台法華思想の研究

荊渓湛然における天台法華経疏の注釈をめぐる諸問題

天台宗を復興させた中興の祖と評価される湛然(たんねん)。湛然の法華経思想を解明することで、唐代天台宗の復興運動の実態を考察。

著者 松森 秀幸
出版社 法藏館
ジャンル 各地域仏教 > 中国・朝鮮
出版年月日 2016/03/10
ISBN 9784831873972
判型・ページ数 A5・531ページ
定価 本体10,000円+税
在庫 在庫あり
天台宗を復興させた中興の祖と評価される湛然(たんねん)。天台法華経疏に対する湛然の注釈の研究を通じて、湛然の法華経思想を解明することによって唐代天台宗の復興運動の実態を考察。
序章
第一章 平井俊栄『法華文句の成立に関する研究』の検証
第一節 智顗とその『法華経』注釈書/第二節 平井学説の概要/第三節 平井学説の検証
第二章 『法華玄義釈籤』の灌頂理解と吉蔵釈
第一節 『法華玄義』「私録異同」部分に対する注釈/第二節 『法華玄義』の灌頂私記部分に対する注釈
第三章 湛然述『法華経大意』の研究
第一節 問題の所在/第二節 真偽問題の論点/第三節 『法華経大意』の法華経解釈/第四節 結び
第四章 『法華文句記』所引の「十不二門」
第一節 問題の所在/第二節 「具如不二十門所説」における理の強調/第三節 「具如事理不二門明」について/第四節 「事理不二門」とは何か/第五節 『法華文句記』における「事理不二門」と「染浄不二門」の関係について/第六節 湛然における「事理不二」の用例/第七節 「修性不二門」と「染浄不二門」の重視/第八節 『法華玄義釈籤』「十不二門」と『法華文句記』「十不二門」/第九節 結び
第五章 湛然の法華思想と唐代天台宗
第一節 湛然における「超八」の概念の主張/第二節 唐代の『法華経』受容をめぐる湛然の問題意識/第三節 湛然の「超八」概念と“華厳教学”/第四節 唐代天台宗における頓漸をめぐる論争
結 論

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