人生を楽しく過ごしなさい

現代人の死生観を問う、大阿闍梨最期の言葉

著者 酒井 雄哉
出版社 誠文堂新光社
ジャンル 日本仏教 > 天台宗系
出版年月日 2019/09/23
ISBN 9784416719381
判型・ページ数 4-6・190ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり
2013年9月に惜しまれつつも亡くなった酒井雄哉大阿闍梨。

7年かけて約4万キロを歩き、間に9日間の断食、断水、不眠、不臥で真言を唱え続ける「堂入り」を行う苦行「千日回峰行」。
この行を2度満行した行者は、比叡山に文献が残る430年余りの歴史で酒井師を含め3人しかいない。

その酒井師が、亡くなる数時間前に言った最後の言葉は「人生を楽しく過ごしなさい」だった。
稀代の行者といえども、病との闘いは苦しくないはずがない。
しかし「苦を楽にするんだよ」と生前よく語っていた酒井師だからこそ、この言葉が出てきたのだ。

本書には、これまでの書籍に掲載されてこなかった、最期の様子、言葉、自身の出家や千日回峰行について語った言葉、そして私的な海外旅行でのスナップも含めた秘蔵写真を収録。
ご逝去後、オール新原稿の書籍は初めてとなる。

死を見つめ、生を見つめる酒井大阿闍梨の真摯な姿勢に、私たちは自らの死生観を問い直す。
今の時代にこそ、その生き様を心に刻み、自らの生を精一杯生きていきたい。
序章 阿闍梨さん最期の一日

第1章 死は終わりではない
 口中の異変
 病院嫌い ほか

第2章 どんな回り道にも意味がある―仏道に生きるようになった理由
 なりゆきというご縁
 自然なまま、心のままでいいんだよ ほか

第3章 自分の「本線」が定まると人は強くなれる―行も人生も無始無終
 年齢制限を超えて、特例で修行を開始
 「常行三昧」で歩き方を覚えた ほか

第4章 普段着の阿闍梨さん
 旅に出ると鞄が増える
 阿闍梨さんのお汁粉 ほか

同じジャンルの商品

SHOPPING ご注文

1,300円+税

ネット書店で購入

SHARE シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 文庫5周年特設サイト

  • 仏教書販売研究会

  • 歴史書懇話会

  • 浄土真宗の法話案内

  • bookcover

  • mokoroku

  • detabase

  • バーゲンブック

  • 仏教のすすめ

  • Kinoden

  • Maruzen eBook Library

  • 寺院コム