2019年安居本講 『愚禿鈔』講讃

教相判釈と真宗開顕

著者 田代 俊孝
出版社 東本願寺出版
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2019/07/05
ISBN 9784834106046
判型・ページ数 A5・246ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
2019年7月開講の安居本講のテキスト。

『愚禿鈔』は、宗祖自身の名をもって題号とした書である。上巻は正しく教相判釈を立てて教相の真仮を判じ、下巻は『観経疏』三心釈を解釈して三心の真仮が論じられる。
宗祖が「浄土宗」を「浄土真宗」と称された意味は、正しくこの真仮分判にある。そのことを、先学諸師の論説に導かれて『愚禿鈔』に学び、真宗開顕の意義を読み解く。
開講の辞

序論
 一、『愚禿鈔』の書誌について
 二、愚禿の名乗りと『愚禿鈔』の成立について
 三、『愚禿鈔』と「愚禿悲歎述懐」和讃
 四、『愚禿鈔』と『教行信証』の関係

本論
第一部 『愚禿鈔』の中心課題
 第一章 教相判釈と真宗開顕
  第一節 立教開宗と教相判釈
  第二節 『選択集』「教相章」
  第三節 『愚禿鈔』と親鸞の教相判釈
  第四節 機の自覚からの教判―真・仮・偽の教判―
 第二章 二利真実と菩提心判
  第一節 「真実」の所在
  第二節 「真実」の分判
  第三節 『観経』の三心
  第四節 法然の三心理解
  第五節 利他真実とは
  第六節 如来真実
  第七節 菩提心の分判
 第三章 「前念命終 後念即生」考
  第一節 『愚禿鈔』所引の『往生礼讃』の文と善導の往生観
  第二節 『愚禿鈔』における「前念命終 後念即生」の理解
  第三節 親鸞の往生理解と『般舟讃』
  第四節 「この心すでにつねに浄土に居す」

第二部 本文の領解
 第一章 賢者の信と愚禿が心
 第二章 教相の真仮―上巻の領解―
  第一節 相対判と絶対判
  第二節 選択本願
  第三節 真実報土
  第四節 即得往生
  第五節 機の種々相
  第六節 引証勧信
 第三章 三心の真仮―下巻の領解―
  第一節 三心総説
  第二節 至誠心釈
  第三節 深心釈
  第四節 回向発願心釈
  第五節 重釈至誠心釈
  第六節 総結

あとがき

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