新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
大乗起信論成立問題の研究
『大乗起信論』は漢文仏教文献からのパッチワーク
著者 | 大竹 晋 著 |
---|---|
出版社 | 国書刊行会 |
ジャンル | 経典・聖典(学術的) |
出版年月日 | 2017/11/20 |
ISBN | 9784336061874 |
判型・ページ数 | A5・567ページ |
定価 | 本体13,000円+税 |
在庫 | お取り寄せ |
崩れ去る、インド人撰述説という〈幻想〉――。『大乗起信論』が漢文仏教文献からの一種の〈パッチワーク〉であることを明らかにし、〈北朝人撰述説〉を確定。同論の〈素材〉である漢文仏教文献、同論に含まれる〈北朝仏教固有の学説〉とインド仏教教理への〈誤解〉とを逐一指摘。さらに、馬鳴と真諦への仮託の経緯をも解明。『大乗起信論』の出現以来、1500年に亙る謎であった成立問題に、今、終止符が打たれる。
まえがき
序 論
一 はじめに
二 研究史の概観
三 本研究の構成
四 おわりに
第一部 資料篇
第一章 敦煌写本系『大乗起信論』
第二章 北朝現在漢文仏教文献対照『大乗起信論』
第二部 研究篇
第一章 『大乗起信論』の素材
一 はじめに
二 元魏漢訳に先行する諸訳
三 元魏漢訳に先行する偽経
四 元魏漢訳
五 元魏菩提流支著作および講義録
六 おわりに
第二章 『大乗起信論』における北朝仏教説
一 はじめに
二 五蘊を色心と見なす説
三 心を無明と見なす説
四 双運道における止観の対象を別々と見なす説
五 大乗の語義を三大と見なす説
六 おわりに
第三章 『大乗起信論』における奇説
一 はじめに
二 あらゆる諸法を真如と見なす説
三 意を五意と見なす説
四 熏習を熏と見なす説
五 前世の業障が今世に残っていると見なす説
六 阿惟越致を信から退かなくなることと見なす説
七 正定聚を信から退かなくなる者と見なす説
八 おわりに
第四章 『大乗起信論』の成立と流伝
一 はじめに
二 北朝における成立と馬鳴への仮託
三 南朝における流伝と真諦への仮託
四 おわりに
結 論
一 はじめに
二 中国仏教史における『大乗起信論』
三 通仏教史における『大乗起信論』
四 おわりに
註
索引
Table of Contents
Outline
序 論
一 はじめに
二 研究史の概観
三 本研究の構成
四 おわりに
第一部 資料篇
第一章 敦煌写本系『大乗起信論』
第二章 北朝現在漢文仏教文献対照『大乗起信論』
第二部 研究篇
第一章 『大乗起信論』の素材
一 はじめに
二 元魏漢訳に先行する諸訳
三 元魏漢訳に先行する偽経
四 元魏漢訳
五 元魏菩提流支著作および講義録
六 おわりに
第二章 『大乗起信論』における北朝仏教説
一 はじめに
二 五蘊を色心と見なす説
三 心を無明と見なす説
四 双運道における止観の対象を別々と見なす説
五 大乗の語義を三大と見なす説
六 おわりに
第三章 『大乗起信論』における奇説
一 はじめに
二 あらゆる諸法を真如と見なす説
三 意を五意と見なす説
四 熏習を熏と見なす説
五 前世の業障が今世に残っていると見なす説
六 阿惟越致を信から退かなくなることと見なす説
七 正定聚を信から退かなくなる者と見なす説
八 おわりに
第四章 『大乗起信論』の成立と流伝
一 はじめに
二 北朝における成立と馬鳴への仮託
三 南朝における流伝と真諦への仮託
四 おわりに
結 論
一 はじめに
二 中国仏教史における『大乗起信論』
三 通仏教史における『大乗起信論』
四 おわりに
註
索引
Table of Contents
Outline