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歴史のなかの親鸞 【真宗文庫】
真実のおしえを問う
親鸞が明らかにした浄土真宗は、日本仏教史においてどうような意味をもつのか。平安末期から鎌倉時代の宗教状況を踏まえ、法然から親鸞へ受け継がれた「宗教改革」の実像を、実証的歴史学の視点からあきらかにする。
※2011年宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念出版として刊行された「シリーズ親鸞」第一巻『歴史のなかの親鸞』(筑摩書房刊)を文庫化。
第一章 近代からの視点
一 知識人・ジャーナリストの視座―木下尚江
二 宗門人・学識者の立場―佐々木月樵
三 親鸞の実在―命終と収骨
第二章 世紀のおわり―南都炎上
一 父祖の系譜をたどる
二 王朝貴族のたそがれ―親鸞の出家
三 延暦寺のうごき―権門の守護
第三章 師・源空の至徳
一 源空のおしえ―凡愚・女人のすくい
二 智者のうたがい、愚者の決断―源空との出会い
三 選択本願の念仏―吉水の親友
第四章 念仏批判と停止
一 北嶺の怒り
二 南都の訴え―興福寺奏状
三 死罪・流罪
四 越後の風土と伝承
五 『観無量寿経』に聞く「在家」
第五章 浄土真宗をひらく
一 大地に聞く―真の仏弟子
二 浄土真宗をひらく―東国へ移住
三 常陸にて―王法のおとろえ
四 嘉禄の法難と隆寛
五 聖覚と『唯信鈔』
第六章 教化の充実
一 『顕浄土真実教行証文類』と「和讃」の撰述
二 東国の念仏者たち―「他力」へのめざめ
三 京都に帰って―ひそかにおもんみる
四 漢語の思索・和語の体験
終章 浄土真宗のコスモロジー
文庫化にあたって
一 知識人・ジャーナリストの視座―木下尚江
二 宗門人・学識者の立場―佐々木月樵
三 親鸞の実在―命終と収骨
第二章 世紀のおわり―南都炎上
一 父祖の系譜をたどる
二 王朝貴族のたそがれ―親鸞の出家
三 延暦寺のうごき―権門の守護
第三章 師・源空の至徳
一 源空のおしえ―凡愚・女人のすくい
二 智者のうたがい、愚者の決断―源空との出会い
三 選択本願の念仏―吉水の親友
第四章 念仏批判と停止
一 北嶺の怒り
二 南都の訴え―興福寺奏状
三 死罪・流罪
四 越後の風土と伝承
五 『観無量寿経』に聞く「在家」
第五章 浄土真宗をひらく
一 大地に聞く―真の仏弟子
二 浄土真宗をひらく―東国へ移住
三 常陸にて―王法のおとろえ
四 嘉禄の法難と隆寛
五 聖覚と『唯信鈔』
第六章 教化の充実
一 『顕浄土真実教行証文類』と「和讃」の撰述
二 東国の念仏者たち―「他力」へのめざめ
三 京都に帰って―ひそかにおもんみる
四 漢語の思索・和語の体験
終章 浄土真宗のコスモロジー
文庫化にあたって