聖の社会学 【イースト新書82】

著者 勝 桂子
出版社 イースト・プレス
ジャンル 入門・お経・実用 > 仏教入門、教養、法話
出版年月日 2017/04/17
ISBN 9784781650821
判型・ページ数 新書・326ページ
定価 本体907円+税
在庫 お取り寄せ
「墓じまい」「寺院消滅」に揺れる現代日本人の精神のよりどころは何処にあるのか。 生老病苦を解き、「なぜ生きる?」に応える私心を捨てた現代の聖を探せ!戦後復興による経済成長が一九八〇年代で終わりを告げ、バブル崩壊後の停滞期に入ると、平均的な家庭では、故人の供養のために払える原資が薄くなった。給与は上がらないのに、闘病や介護で資産は激減。子どもたちの教育にかかる金額も尋常でない。その結果が、家庭葬や直葬など、縮小化された葬儀であり、「寺離れ」「墓じまい」の大流行である。  昭和の慣習の礎を失った現代日本人がメンタルヘルスに問題を抱えていることも、葬儀や供養の簡略化・個人化と無関係ではない。多忙な現代社会において、生きる実感を取り戻し、「いかに生き、いかに死者を弔うべきか」を示唆する聖と出会うための処方箋!
はじめに

第一章 「寺離れ・墓じまい」が止まらない
 従順な僧侶、檀家に裏切られる
 引き裂かれし世代のあとに遺されたものは?
 なぜ、「寺離れ・墓じまい」が止まらないのか
  ほか
第二章 なぜ、僧侶の法話は上滑りするのか
 「法話がこころに響いた=一パーセント」の衝撃 
 いい和尚さん、でも「お寺の敷居は、高い」
 お寺の敷居、低くするには聖性を要する
  ほか
第三章 お寺は本当に消滅の危機なのか?
 お寺と神社のサイフ事情
 家族葬が選ばれる本当の理由は、家族が成熟しないこと
 まだ檀家制度が成り立っている寺こそ、消滅の危機
  ほか
第四章 「散骨、直葬でいい」と言う親を、悔いなく送る
 義理で布施する親を見れば、子は信仰を失う
 よりしろがないと、死者とは対話できない!
 夢まぼろしを過ごした八〇歳代VSあの世に夢たくす四〇歳代以下
  ほか
第五章 聖こそ、日本仏教の誇り
 先祖より個人を選ぶのは万葉人への回帰
 神仏習合、日本だけじゃなかった
 仏教は、それぞれの国(民族)ごとに違っていい
  ほか
第六章 ゾンビ病VSどうせ病の解決が日本経済を好転させる
 神殺しの時代の泥船
 生老病死についての対話が誰ともできない
 美徳を生みだす正体
  ほか
第七章 世界に広める、聖こそ瞬間出家
 二〇〇人の老若男女が瞬間出家!
 社会貢献する”聖”は日本仏教ならでは
 聖は世界に誇れる日本のアイデンティティ
  ほか

おわりに
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