新刊チラシ(2025年刊行分) - 2025.09.01
仏教はどうやって生き残ったのか? 【日本仏教は仏教なのか?2】
サンガの和合と第一結集
第五章 サンガの和合と不和との分裂
仏・法・僧が三宝
不完全なサンガが宝
サンガをつくる必要なし
サンガを律する必要なし
サンガ運営の戒律あり
サンガ運営のコツは和合
和合は何にも勝る基準か?―世間一般の場合
和合は何にも勝る基準か?―比丘サンガの場合
分裂はどちらも悪い?
戒律と教えが悟りに至る人格成長の両輪
『如何経』―サンガが和合にとどまるための教え
言葉と内容の間違いに注意
『サーマガーマ経』
戒律より邪見が問題
和合のための六つの法
律蔵に説かれるサンガの和合と不和との分裂
コーサンビーの破和合僧
デーヴァダッタの破和合僧
サンガは生きた宝物
コラム⑥破和合僧と部派分裂
第六章 四大教法
「余命三ヵ月」
四大教法
第一の偉大な教法
仏教は発展しない
仏説ならば加える必要なし
第二の偉大な教法
第三の偉大な教法
第四の偉大な教法
口伝の重み
口伝文化における師匠の権位
経と律は確定していたか
お釈迦様当時の律
現在の律
お釈迦様当時の経
自利利他のために三十七菩提分
教え損したものはない
老と病を感受する
自灯明法灯明
最後の三ヵ月が老と病のオンパレード
現在の経
「経に引き合わせ律に照らし合わせて」に根拠あり
漢訳が問題?
漢訳は「法相」がお好き?
「経と律の文言と言葉遣い」から「法相」へという危険
コラム⑦サンスクリット語経典
第七章 聖典結集①聖典とは何か
いつ結集したのか
パーリ聖典が結集された
結集がおこなわれた年代を確定しよう
5W1Hの記録法は誰が始めた?
古代西洋人の記録
第三結集の時期から第二、第一結集の時期を遡る
何を結集したのか
数々の教えを束ねて整理した
教えを分類する
分類はさまざま
ニカーヤnikayaは「グループ分け」
Nikaya(ニカーヤ)という分類は、いつ始まったか
物的証拠は「紀元前二世紀」
情況(論理的)証拠は「第一結集で完璧に」
経典が証拠になるか?
長部の二経
中部の三経
漢訳経典
経名は確定していなくて構わない
①最初から名前がついていたら、その経名は確定
②TPOで経名をつける場合は、経名が複数あり得る
③同じ内容を複数の相手に説く場合
④名前がないまま、内容だけで語り継がれるお経
出家の覚え方と在家の覚え方
「発展『仏教』史観」では時系列がメチャクチャ
「発展史観」と「社会進化論」
明治日本の仏教研究と「発展史観」
聖書も大乗経典も「発展史観」でよいのだけれど
仏教は二百年かけて徐々に発展した?
偈頌が古くて散文が新しい?
最初に結集されたものが今に伝わるパーリ聖典
コラム⑧「仏教学」に修行なし
第八章 聖典結集②第一結集
誰が結集したのか
仏教だけが聖典を結集した
第一結集
マハーカッサパ長老
どのようにけっ捜したのか
「なぜ結集したのか」
「どこで結集したのか」
律も経も最初から5W1H
サンガ分裂の予兆
教えは一つ、サンガも一つ
コラム9西洋人はなぜ涅槃を虚無と誤解したのか