新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
「ひとり」の哲学 【新潮選書】
現代人よ、「孤独」をそんなに悪者にするな!
「独居老人」「孤独死」など、まるで「ひとり」が社会悪であるかのように世間は言う。が、人は所詮、ひとりで生まれ、ひとりで死ぬ。「孤独」と向き合うことで、より豊かな生を得ることができるのだ。親鸞、道元、日蓮、一遍など先達の生き様を振り返り、日本思想の源流ともいえる「ひとりの覚悟」に光を当てる。
序章 「孤独」と「ひとり」のちがい
「ひとり」の哲学/ひとりでいることは悪いのか/親鸞と諭吉/日本における「軸の思想」/末世、没落、破局
第一章 親鸞の「ひとり」
福井、金沢、富山/「無」好きの「悪」嫌い/海、海、海/家族とひとり旅/同時代人だった鴨長明/長明、良寛、芭蕉/ひとり旅の源流/非僧非俗という「ひとり」の形/知らなかった「良寛の悲劇」/中世と近代のはざまに立つ良寛/五合庵の意味/良寛の内の親鸞と道元
第二章 道元の「ひとり」
深山幽谷でおのれを養え/無の哲学の創始者/自己を無に近づける/無の絶対空間/失意の道元/道元の鎌倉下向/道元の肉声/山、山、山/ひさ方ぶりの永平寺/作法そのものが仏法/禅と個人主義と「ひとり」/空無の哲学/美と信仰の伝統/非人情の風
第三章 日蓮の「ひとり」
黒潮が運んできたもの/南無妙法蓮華経/「ひとり」宣言の結晶/日蓮の眼球に映ったもの/異端の運命/念仏批判と親鸞無視/日蓮の世界認識
第四章 法然と一遍の「ひとり」
「ひとり」と個/鎌倉時代は宗教改革/葬式仏教/たったひとりの捨聖/空也上人/いっしょにいても「ひとり」/死するも独りなり
終章 「ひとり」の哲学
それぞれの「ひとり」/「こころ」と「心」/漱石と啄木/戦後の平等主義/天変地異と「ひとり」/「想定外」の意味/「死生観」の背景/二冊のベストセラー/「個」と「ひとり」
あとがきに代えて
「ひとり」の哲学/ひとりでいることは悪いのか/親鸞と諭吉/日本における「軸の思想」/末世、没落、破局
第一章 親鸞の「ひとり」
福井、金沢、富山/「無」好きの「悪」嫌い/海、海、海/家族とひとり旅/同時代人だった鴨長明/長明、良寛、芭蕉/ひとり旅の源流/非僧非俗という「ひとり」の形/知らなかった「良寛の悲劇」/中世と近代のはざまに立つ良寛/五合庵の意味/良寛の内の親鸞と道元
第二章 道元の「ひとり」
深山幽谷でおのれを養え/無の哲学の創始者/自己を無に近づける/無の絶対空間/失意の道元/道元の鎌倉下向/道元の肉声/山、山、山/ひさ方ぶりの永平寺/作法そのものが仏法/禅と個人主義と「ひとり」/空無の哲学/美と信仰の伝統/非人情の風
第三章 日蓮の「ひとり」
黒潮が運んできたもの/南無妙法蓮華経/「ひとり」宣言の結晶/日蓮の眼球に映ったもの/異端の運命/念仏批判と親鸞無視/日蓮の世界認識
第四章 法然と一遍の「ひとり」
「ひとり」と個/鎌倉時代は宗教改革/葬式仏教/たったひとりの捨聖/空也上人/いっしょにいても「ひとり」/死するも独りなり
終章 「ひとり」の哲学
それぞれの「ひとり」/「こころ」と「心」/漱石と啄木/戦後の平等主義/天変地異と「ひとり」/「想定外」の意味/「死生観」の背景/二冊のベストセラー/「個」と「ひとり」
あとがきに代えて