〈仏教3.0〉を哲学する

著者 藤田 一照
永井 均
山下 良道
出版社 春秋社
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
出版年月日 2016/09/25
ISBN 9784393135921
判型・ページ数 4-6・300ページ
定価 本体1,800円+税
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日本の伝統的な〈仏教1.0〉と、上座系瞑想実践的な〈仏教2.0〉を、共に包み超える、新たなものとして〈仏教3.0〉を提唱。その哲学とはどのようなものか。はたして新時代を切り開く力となり得るのか。今話題の禅僧・藤田一照、哲学者・永井均、ワンダルマ仏教僧・山下良道の三者による、白熱、スリリングな徹底討論。
鼎談の前に(藤田一照)

第一章 瞑想について―〈仏教3.0〉をめぐって
 はじめに
 〈仏教3.0〉、〈仏教2.0〉、〈仏教1.0〉
 「有心のマインドフルネス」と「無心のマインドフルネス」
 「子犬=私」の瞑想と「子犬≠私」の瞑想
 「無我」と本質と実存
 前反省的自己意識について
 瞑想の主体とはなにか
 仏教をアップグレードするために
 「慈悲の瞑想」について
 「小乗的」か「大乗的」か
 ◎質疑応答

第二章 「自己ぎりの自己」と〈私〉
 「ぶっつづき」と「断絶」
 矛盾を解きほぐす
 「現在」と「自己」のアナロジー
 「青空」と「雲」と「慈悲」と
 「断絶」の意味するもの
 つながりということ
 ニッバーナとナーマ・ルーパ
 「無我」とはどういうことか
 無明から明へ―パラダイム・シフト
 〈仏教4.0〉へ
 ◎質疑応答

第三章 死と生をめぐって
 心の二相論をめぐって
 〈私〉から「私」へ
 客観的な世界が実在する? 
 「色即是空」としての〈私〉
 言語というからくり?
 〈私〉の死と「私」の死
 「死」はない―アキレスと亀
 「死んでも死なない命」
 「不生不死」をめぐって
 一人称の死・二人称の死
 ◎質疑応答

鼎談の後に(一)(藤田一照)
鼎談の後に(二)(永井 均)
鼎談の後に(三)(山下良道)

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