箜篌の研究

東アジアの寺院荘厳と絃楽器

著者 中安 真理
出版社 思文閣出版
ジャンル 美術
出版年月日 2016/07/20
ISBN 9784784218493
判型・ページ数 A5・276ページ
定価 本体6,000円+税
在庫 お取り寄せ
浄土では自然と音楽が湧きおこり、仏の功徳を謳っている―。 寺院においてその音楽を象徴したのが、建築物に飾られた楽器である。長く仏教建築を荘厳しながらも今では廃れてしまった絃楽器「箜篌(くご)」。 中国・日本の文献を博捜し、その実態を明らかにする。
序章
 コト形絃楽器とは/風で鳴るコト形絃楽器「ウィンドハープ」/箜篌三種/本書の構成

第一章 浄土の音
 風で動いて鳴るもの/自然に鳴るもの/自然に鳴る箜篌/箜篌の特殊性/美術作品にみる自然に鳴る音楽の表現

第二章 日本の美術作品にみる箜篌
 竪箜篌/鳳首箜篌/金剛箜篌

第三章 臥箜篌
   ―日本の仏教建築を荘厳するコト形絃楽器の源流―
 先行研究/箜篌の発生/箜篌の形態/フレットをもつコトの図像資料/文献史料にみるフレットをもつコト/朝鮮半島の玄琴の起源

第四章 日本における箜篌の漢字表記と雅楽寮での使用
 漢字表記と助数詞による区別の有無/雅楽寮での使用

第五章 仏教建築を荘厳する「箜篌」の資料分析
 文献史料にみる「箜篌」/美術資料にみる「箜篌」/考古資料にみる「箜篌」―鳥羽離宮跡出土コト形木製品―

第六章 中国・日本における「風琴」「風箏」
 中国の詩文にみる「風琴」「風箏」/「風箏」は凧か/唐代の史料にみる「風箏」/日本における「風箏」

第七章 仏教建築を荘厳する宝鐸の存在と音の意義
 「鐸」の字義/インドの宝鐸/中国の宝鐸とその音/自鳴する様々な体鳴楽器の音の意味/浄土の宝鐸/日本の宝鐸と鐘

終章

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