『大智度論』「仏土願釈論」「釈発趣品」講読

著者 宇野 惠教
出版社 永田文昌堂
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2016/07/17
ISBN 9784816221538
判型・ページ数 A5・366ページ
定価 本体8,000円+税
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龍樹菩薩造といわれる『大智度論』は、『摩訶般若波羅密経』の釈論として、大乗菩薩の種々の行法やその利益について説示している。本書はそのうち、念仏三昧・諸仏現前三昧などの菩薩の三昧とその功徳について詳しく説かれた巻七の「仏土願釈論」と、菩薩の十地思想について説かれた巻四十九・五十の「釈発趣品」について論述する。
はじめに

序論
 一 『大智度論』の仏教教理史上の位置
 二 『大論』およびその他の経論の訳出事情
 三 『大論』の論述の特色と羅什の翻訳態度
 四 『大論』の著者問題について

本論
 第一章 「仏土願釈論」講読
  一 『大智度論』「仏土願釈論」本文
  二 本文解説
   1 仏土願について
   2 念仏三昧について
   3 念仏三昧の滅罪の功徳
   4 念仏三昧の報恩の功徳
   5 三三昧について
   6 勧請について
   7 懺悔・随喜・勧請の三品について
   8 煩悩論(見と纏)
   9 『般舟三昧経』の引用
   10 菩薩の遊戯について
 付論一 念仏三昧について
   1 念仏三昧という用語
   2 念仏三昧による見仏
   3 念仏三昧と観仏
   4 『安楽集』の念仏三昧と宗祖『本典』の引用
 付論二 『般舟三昧経』と『大智度論』
 第二章 「釈発趣品」講読
  一 『大智度論』「釈発趣品」本文
  二 本文解説
   1 十地思想の形成と発展の要点
   2 『摩訶般若』「発趣品」における第八地の菩薩の行法について
  追加資料
  付論一 無生法忍について
   1 『大論』における無生法忍の説示
   2 無生法忍と菩薩の階次
   3 浄土教的要素の中での無生法忍の位置づけ
  付論二 『大論』における浄仏国土の思想について
   1 浄仏国土の思想とは何か
   2 無形の浄仏国土から有形の浄土へ
   3 浄仏国土の廻向思想
   4 二種類の浄土思想と法蔵説話
  付論三 第七地について
 第三章 宗祖本典所引の『大智度論』
  一 念仏三昧の滅罪の功徳の文(『安楽集』子引)「行文類」
  二 念仏三昧の報恩の功徳の文(『安楽集』子引)「信文類」
  三 五種不可思議の文(『論註』子引)「真仏土文類」
  四 四依の文(直接引用)「化身土文類」
  五 「信為能入」の文と「人四依」
  六 「正信偈」「還来生死輪転家」以下の御文

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